ホルヘ・ボレット～Deccaピアノ協奏曲録音集(5枚組)

作曲家でもあった名手ゴドフスキー、リストの弟子ローゼンタールに師事し、19世紀ロマンチシズムと超絶技巧で聴衆を魅了し続けた、20世紀を代表するピアニストの1人、ホルヘ・ボレット。1978年より晩年にかけ所属したデッカ・レコードに残した録音は、そのどれもが名盤の誉れ高いものばかりです。今回のBOXでは1984年～88年に録音した「協奏曲(オーケストラとピアノのための作品)」に焦点を当てています。特に評価の高かったショパン、リストをはじめ、ラフマニノフ、チャイコフスキー、グリーグ、シューマン、フランクと代表的な音源がこのBOX一つで揃います。

【収録内容】

全て ホルヘ・ボレット(ピアノ)

＜CD1＞
フレデリック・ショパン(1810-1849)：
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
1.I Allegro maestoso 21.43
2.II Romanze: Larghetto 10.02
3.III Rondo: Vivace 11.02
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
4.I Maestoso 14.27
5.II Larghetto 9.08
6.III Allegro vivace 9.34
　モントリオール交響楽団
　シャルル・デュトワ(指揮)
[録音：1989年6月 モントリオール、聖ユスターシュ教会]
＜CD2＞
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)：
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op. 18
1.I Moderato 12.07
2.II Adagio sostenuto 12.06
3.III Allegro scherzando 12.59
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)：
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op. 23
4.I Allegro non troppo e molto maestoso 22.33
5.II Andantino semplice 8.06
6.III Allegro con fuoco 7.21
　モントリオール交響楽団
　シャルル・デュトワ(指揮)
[録音：1987年5月 モントリオール、聖ユスターシュ教会]
＜CD3＞
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)
ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
1.I Allegro molto moderato 13.37
2.II Adagio 6.38
3.III Allegro moderato molto e marcato 11.31
ロベルト・シューマン(1810-1856)
ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
4.I Allegro affettuoso 15.46
5.II Intermezzo: Andantino grazioso 5.17
6.III Allegro vivace 11.41
　ベルリン放送交響楽団(現・ベルリン・ドイツ交響楽団)
　リッカルド・シャイー(指揮)
[録音：1985年5月]
＜CD4＞
フランツ・リスト(1811-1886)
1.死の舞踏 S126 15.54
2.呪い S121 15.14
3.ハンガリー幻想曲 S123 15.36
　ロンドン交響楽団
　イヴァン・フィッシャー(指揮)
[録音：1984年3月]
フランツ・シューベルト／フランツ・リスト(編曲)
さすらい人幻想曲 S366(原曲：D760)
4.Allegro con fuoco - 6.20
5.Adagio - 6.49
6.Presto - 4.59
7.Allegro 3.38
　ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
　サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
[録音：1988年]
＜CD5＞
セザール・フランク(1822-1890)
1.交響的変奏曲 嬰ヘ短調 17.09
　ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
　リッカルド・シャイー(指揮)
[録音：1986年4月　アムステルダム、コンセルトヘボウ]