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新生シュタイアー・トリオによるシューベルト:ピアノ三重奏曲集

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シュタイアーの最新盤は、シューベルトのピアノ三重奏。ヴァイオリンは、ドイツ・カンマーフィルのコンサートマスターにして、アルカント・カルテットでセカンド・ヴァイオリンを務めるダニエル・ゼペック。チェロは、ハルモニアムンディにも数々の名録音をものしている、しっとりとした音色が魅力の名手ディールティエンス。嬉しいメンバーでの録音の登場となりました。
チェンバロを弾いてもフォルテピアノを弾いても、はたまた現代のピアノを弾いても、シュタイアーは実に詩情豊かな音色で独自の世界を聴かせてくれる名手。シューベルト作品では、以前ハルモニアムンディからト長調D894 のソナタをリリース(HMC 902021)、シューベルトの心の闇をも優しくつつみこむような柔らかな音色が印象的でした。ここでもシュタイアーの詩情と慈悲深い音色は全開。弦楽器二人が奏でる音との絡み合いはえもいわれぬ美しさです。シューベルトの名作、ピアノ三重奏曲にまた新たな名演が誕生しました。
(キングインターナショナル)

「作品に躊躇なく自分の感情をさらけ出した人」とシューベルトの音楽を語るシュタイアーは、キャリアの比較的初期の頃から、シューベルトの演奏に関わってきました。ムジカ・アンティカ・ケルン、レザデューとチェンバリストとしての職場をかえてゆく中、シュタイアーはピアニストとして積極的に歌曲の伴奏者を務めていたのです。がっちりとした小柄な身体にメガネ。ときおり見せる神経質そうな仕草と、嬉々として確信に満ちた音楽を全身で奏でる若者の姿に、聴衆はいやでもシューベルトのドッペルゲンガーを見てしまったようです。
ソナタや即興曲のようなソロ作品はもちろんのこと、プレガルディエンやショッパーといった歌手たちと共演した歌曲、リュビモフと共演した連弾曲、ついには合唱曲の伴奏まで録音してしまうシュタイアー。彼のシューベルト愛は、まさに留まるところを知らないようです。そして、その次なるターゲットは室内楽なのでしょうか。ベートーヴェンのトリオで共演していたケラスをディールティエンスに替えて、シュタイアーの新たなシューベルトの旅が始まりました。
(タワーレコード)

【収録曲目】
シューベルト
[CD1]
ピアノ三重奏曲第1番 Op.99 D.898 変ロ長調
三重奏曲“ノットゥルノ”変ホ長調 op.148 D.897
[CD2]
ピアノ三重奏曲第2番 Op.100 変ホ長調
【演奏】
アンドレアス・シュタイアー
(フォルテピアノ:クリストファー・クラーク[1996]~コンラート・グラーフ[1827・ウィーン]のコピー)
ダニエル・ゼペック
(ヴァイオリン:ロレンツォ・ストリオーニ[1780])
ロエル・ディールティエンス
(チェロ:マルテン・コルネリセン[1992]~ストラディヴァリウスのコピー)
【録音】
2015年6月15-18日、20-22日、ベルリン・テルデックス・スタジオ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年08月29日 18:25