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ディナースタインがキューバのオーケストラと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲!

ディナースタイン

「ゴルトベルク変奏曲」を始めとしたJ.S.バッハの作品を堂々と演奏するかと思えば、シンガー・ソングライター、ティフト・メリットとコラボレーションしたクロスオーヴァー・アルバムで独自の世界を表現し、また新しいファンを増やしたピアニスト、シモーヌ・ディナースタインの最新アルバムは、ハバナのリセウム・オーケストラと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲2曲。アメリカとキューバ両国の政治的関係の解消以来、アメリカとキューバのミュージシャンとの間で初めてクラシック音楽のコラボレーションが行われました。ハバナに拠点を置く、若いメンバーによるこのハバナ・リセウム・オーケストラは、きちんとした楽器を揃えるのも困難という状況に日々直面し、弦が切れにくくするために、調律をA=336に下げるなどの工夫を強いられています。この録音のためには通常のA=440が採用されています。
シモーヌ・ディナースタインとキューバとの直接的な関係は、彼女の師でありハバナ出身のピアニスト、ソロモン・ミコウスキーが、2014年ハバナでの音楽フェスティバルを発足させ、彼女を演奏に招待したことでした。2年後、彼女はフェスティバルに戻り、今度はハバナ・リセウム・オーケストラとのモーツァルト協奏曲を演奏しました。 彼女はその時、オーケストラの使用楽器に問題はあったものの、その思慮深い感性と官能的な美しさを感じ、録音を決意しました。ディナースタインとオーケストラとが一体となった、素晴らしく自然なモーツァルトを演奏しています。
(ソニーミュージック)

【曲目】
モーツァルト:
1) ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
2) ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
【演奏】
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
ホセ・アントニオ・メンデス・パドロン(指揮)
ハバナ・リセウム・オーケストラ
【録音】
2016年6月28-30日、キューバ、ハバナ、Oratorio San Felipe Neri

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年03月22日 00:00