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シュタイアー&メルニコフが共演!シューベルト:ピアノ連弾作品集(1台4手)

シュタイアー&メルニコフ②

シュタイアーとメルニコフ、なんとも豪華な二人の名手による、シューベルトの連弾作品集の登場です。ヨーロッパでは、一晩の演奏会で、シュタイアーがチェンバロでバッハの平均律を、そしてメルニコフがピアノでショスタコーヴィチの24の前奏曲とフーガを演奏するといった試みも行われており、ふたりのデュオはいまや世界が注目するところです。
19世紀、ピアノ連弾のための作品は人気があり、出版社はシューベルトに連弾作品を書くようしつこく依頼しました。短い生涯の間に、シューベルトは1台4手のための作品を少なくとも32残しています。その曲想はレントラーや行進曲など様々で、最晩年に作曲された「創作主題による8つの変奏曲」、「幻想曲」(D940)、「ロンド」(D951) の3作品はとりわけ傑作として今も愛されています。
二つの稀有な才能によるデュオは、行進曲では知的な抑制感を保ちながら、遊び心も満載。幻想曲では、素晴らしい演奏もさることながら、フォルテピアノのペダルが織りなす響きの迫力に驚かされます。最後に収録された最晩年の作のロンドは、優しさときらめきに満ちています。シューベルトの心の闇にどっぷり浸かるというよりも、二人の才能がシューベルトに新たな光を与えたような、希望を感じさせられる演奏となっています。
(キングインターナショナル)
【曲目】
幻想曲 へ短調 op.103 D940
4つのレントラー D814
2つの性格的な行進曲 D886より アレグロ・ヴィヴァーチェ ハ長調
創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 op.35 D813
6つの大行進曲より ロ短調 op.40-3 D819
ポロネーズ ニ短調 op.61-1 D824
ロンド イ長調 op.107 D951
【演奏】
アンドレアス・シュタイアー
アレクサンドル・メルニコフ
(フォルテピアノ/Graf by Christopher Clarke)
【録音】
2015年3月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年04月04日 00:00