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アメリカの名ピアニスト、ブラウニング(1933~2003)未発表音源や初CD化を含むRCA録音全集(12枚組)

ブラウニングBOX

LP時代に一世を風靡したラインスドルフとのプロコフィエフ、セルとのバーバー、若き小澤征爾とのチャコフスキーなどのピアノ協奏曲録音で知られるアメリカの名手、ブラウニングの集成BOXが発売されます。「隠れ名盤」ラヴェルの独奏曲集など初CD化や未発表音源も含む、ファン垂涎の全集登場です!
(タワーレコード)

卓越した超絶技巧と繊細な美音で知られる、20世紀アメリカを代表する名ピアニスト、ジョン・ブラウニング(1933-2003)が1965年から1996年にかけてRCAに残した全録音をCD12枚組に集成したボックスセットが登場します。協奏曲ではラインスドルフ/ボストン響とのプロコフィエフの全集がアナログ時代の輝かしい名盤とし知られているほか、若き小澤/ロンドン響とのチャイコフスキー第1番も含まれ、世界初演を担った定番のバーバー「ピアノ協奏曲」は、名盤として知られるセル/クリーヴランド管との世界初録音と、1991年にグラミー賞を受賞したスラットキン/セントルイス響とのデジタル再録音の2種類が収録されています。ソロでは、アナログ時代から有名でブラウニングの代表盤だったベートーヴェン「ディアベリ変奏曲」とショパン「練習曲全曲」のほか、シューマンとラヴェルのソロ曲が含まれ、さらに未発売だったドビュッシーのピアノ曲がCDにして約1.5枚分含まれているのが嬉しいところです。また初出CDではスラットキンとのバーバー「ピアノ協奏曲」の余白に収録されていた、スラットキンとの共演による4手作品「思い出」、もともとファンハウスから発売された小澤/ボストンとの「動物の謝肉祭」も含まれています。バッハから現代作品まで幅広いレパートリーを誇ったブラウニングのごく一部にしか過ぎませんが、特に全盛期だった1960年代の演奏は今耳にしても実に充実した演奏といえるでしょう。Disc2, 4, 6は初CD化。Disc11の3)とDisc12は未発表音源。今回このボックス発売に当たっては、アマログ録音に関しては、オリジナル・マスターテープより24bit/192kHzリマスターされています。既発売の「オリジナル・アルバム・コレクション」同様、商品化に際しては細心の注意がはらわれており、各ディスクはLP時のオリジナル・ジャケット・デザインによる紙製スリーブケースに収められ、厚紙製クラムシェルボックスに収納されています。オールカラーのブックレットには、詳細な録音データを含むトラックリストとジェッド・ディストラーによる新規ライナーノーツを掲載。

<ジョン・ブラウニング プロフィール>
1933年、コロラド州デンバー生まれ。5歳で母にピアノの手ほどきを受け、10歳でロジーナ・レヴィーンに師事。同年デンバー交響楽団のソリストとして出演。1945年、家族とともにロサンゼルスに移住し、オクシデンタル・カレッジで2年間過ごした後、1950年からはニューヨークのジュリアード音楽院でロジーナ・レヘンネに師事。1955年、レーヴェントリット・コンクールで優勝して大きく注目され、1956年にニューヨーク・フィルと初共演。1962年にはリンカーン・センターのオープニング・コンサートのために書かれたバーバーのピアノ協奏曲(ピューリッツァー賞受賞)の世界初演を担っています。1970年代からは過労で演奏会の回数を減らしていましたが、1990年代には本格的な演奏活動に復帰し、その生涯の頂点を極めました。最後の演奏会は、2002年4月、ワシントンのナショナル・ギャラリー・オブ・アートでのリサイタルで、その翌月の2002年5月に米国最高裁判所で特別に招待された聴衆の前で弾いたのが最後の公開演奏となりました。2003年1月26日、69歳で心不全のため亡くなりました。
(ソニー・ミュージック)

『ジョン・ブラウニング/ ザ・コンプリートRCAアルバム・コレクション』

【曲目】
【Disc1】1) バーバー:ピアノ協奏曲Op.38, 2) ウィリアム・シューマン:オルフェウス ~ ジョージ・セル(指揮)クリーヴランド管弦楽団, ウィリアム・ローズ(チェロ:2)[録音]1964年
【Disc2】ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲Op.120 [録音]1965年
【Disc3】プロコフィエフ:1) ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16, 2) ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10 ~ エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団[録音]1965年
【Disc4】1) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110, 2) シューマン:交響的練習曲Op.13[録音]1966年
【Disc5】プロコフィエフ:1) ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26, 2) ピアノ協奏曲第4番変ロ長調Op.53 ~ エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団[録音]1967年
【Disc6】1) ラヴェル:ソナチネ, 2) クープランの墓, 3) 夜のガスパール [録音]1967年
【Disc7】1) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23 ~ 小澤征爾(指揮)ロンドン交響楽団[録音]1966年
【Disc8】1) プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番ト長調Op.55, 2) クルト・ヴァイル:『三文オペラ』より組曲 ~ エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団[録音]1969年
【Disc9】ショパン:1) 練習曲集Op.10, 2) 練習曲集Op.25[録音]1968年
【Disc10】1) ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調Op.56 ~ ピンカス。ズーカーマン(ヴァイオリン), ラルフ・キルシュバウム(チェロ), クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)ロンドン交響楽団[録音]1996年, 2) バーバー:ピアノ協奏曲Op.38 ~ レナード・スラットキン(指揮)セントルイス交響楽団[録音]1990年
【Disc11】バーバー:1) 4手のための思い出 ~ レナード・スラットキン(ピアノ)[録音]1990年, 2) サン=サーンス:組曲『動物の謝肉祭』~小澤征爾(指揮)ボストン交響楽団[録音]1992年, 3) ドビュッシー:前奏曲集第2巻(未発表音源)
【Disc12】ドビュッシー:1) ピアノのために, 2) 映像第1集, 3) 映像第2集, 4) 版画 (1-4全て未発表音源)

【演奏】
ジョン・ブラウニング(ピアノ)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2017年04月11日 00:00