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スティーヴ・アール (Steve Earle) を父に持つジャスティン・タウンズ・アール (Justin Townes Earle) 最新作『Kids In The Street』

Justin Townes Earle

 

STEVE EARLEを父に持ち、父から譲り受けた血と才能を同じく音楽で表現する最高峰の叙情派詩人、JUSTIN TOWNES EARLE。父と同じく放浪の旅を続けながら、アメリカン・ルーツ・ロックの伝統を受け継ぐサウンドで聴く者を魅了する彼が、今作より新たにNew West Recordsと契約を交わし、前作より約2年振りとなる最新作『KIDS IN THE STREET』を完成させた!

STEVE EARLEの指導者であり伝説的シンガー・ソングライター、Townes Van Zandtからミドル・ネームをもらい、Justin Townesという名前を授かった彼は、放浪し続けていた父親との生活をほぼ経験していなかったのだが、その体に流れる血に導かれるまま彼も音楽の世界に入り込み、若くしてルーツ・ミュージックとロック・ミュージックにどっぷりと浸かった生活を続けていく。父親のツアー・バンドにも参加しながらそのセンスを磨きあげていった彼は、そのままソロ・アーティストとして2007年にデビュー、その後現在までに6枚のアルバムを発表し、確固たる人気を確立していった。

フォークの祖、ウッディ・ガスリーにも通じるその語り口と佇まいもさることながら、彼が鳴らすサウンドも、クラシックなカントリーやブルーグラス、ブルースなど様々な要素を散りばめながらアメリカン・ルーツに根付いたもので、ロックを全面に押し出す父親とはまた違った魅力で聴く者を引きこんでいく力を持っている。バンド・サウンドでもギターのみのアコースティック・サウンドでも、彼の味わい深く懐の深さを感じさせてくれる歌声は熱く響き渡り、聴く者に様々な感情を訴えかけてくる音なのだ。

今作を制作するに当たり、彼はBRIGHT EYESやCONOR OBERST、FIRST AID KITなどを手掛けるプロデューサー、Mike Mogisを起用し、ネブラスカ州オマハにあるスタジオで共に楽曲を作り上げていく。外部プロデューサーと仕事をするというのは彼にとって今回が初めての経験となったのだが、自分自身のルーツを改めて見つめ直し、そこに今までの活動で培ってきた音楽性を付け加えた、今まで以上にJUSTIN TOWNES EARLEという男の内から出てくる血潮にもにた熱い想いが詰め込まれた作品に仕上がっている。

父親の最新作『SO YOU WANNABE AN OUTLAW』も登場するこのタイミングで、父親と息子の新作が並んで発売される、というのも血のつながりを強く感じさせてくれる(父親がホストを務めるラジオ番組にも彼は出演し、この最新作からの楽曲を披露している)。ちなみに、同じく6月に新作を発売するSAMMY BRUEは、Justinが2014年に発表した作品『SINGLE MOTHERS』のジャケットにも登場しており、彼と繋がりのあるアーティストがそれぞれ新作を発表する、というのも、非常に興味深い事実だと言えるだろう。

 

 

 

 

掲載: 2017年07月21日 09:05