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ALTUSの「TAHRA復活シリーズ」からフルトヴェングラー最晩年の名演『ルツェルンの第九』

フルトヴェングラーの第九

守旧派の皆様に朗報! これぞフルトヴェングラーの原点的音質!!
粘っこく絡み付く弦、爆裂のティンパニ
暗く重厚な音色がほとばしる「ルツェルンの第九」TAHRA盤が復活
第九を語るフルトヴェングラーの肉声付き!

ALTUSレーベルのTAHRA復刻シリーズに真打登場!フルトヴェングラーにとって生涯最後の『第九』公演であり、演奏・音質の上でも最高のもののひとつとされている「ルツェルンの第九」ライヴ録音が新リマスタリングで復刻されます。フルトヴェングラーの未亡人から許諾を得て正規盤として発売されたTAHARA盤はこの壮大無比な演奏を世に知らしめた最初の1枚。のちにAUDITEからも復刻盤が出て話題になりましたが、ふたつのレーベルの個性はまるで違うものでした。美しく整った透明感ある音が魅力のAUDITE盤に対し、TAHRA盤はなまなましく野太い音を特徴としており、どろどろとした凄味すらあります。リマスタリングによりその特徴はさらに鮮烈なものとなりました。ある意味フルトヴェングラー・ファンにとってはこれこそが真のフルトヴェングラー、というイメージを呼び覚ますものかと思います。またTAHRA盤にはフルトヴェングラー本人が『第九』を語る肉声が入っており、これは他のレーベルでは聴けない大変貴重なもの。国内プレスならではの特典として、解説書にはこの語りの日本語訳も掲載しています。

語り尽くされた感がありますが、畏怖すら感じるこの巨大なスケール、やはりとてつもない演奏です。第1楽章冒頭の霞がかった響き、やわらかい木管と鋭い弦のアタックの強烈な対比、厳しくも広がりのあるティンパニ、伸縮自在のテンポ、すべてがフルトヴェングラーのコントロール下にあり、その得体の知れぬカリスマ性でもって、一瞬にして我々を音楽に引きずり込みます。観念的に迫ってくる第2楽章のスケルツォも音楽に押し潰されそうで壮絶。ぐっとテンポを落とした第3楽章では、永遠を称えるような息の長い滔々とした歌が一瞬たりとも弛緩することなく続いていきます。そしてこの世の果てまで光を照らさんばかりのフィナーレの合唱。もはや神懸かっているとしか言いようがありません。人類の奏でる『第九』演奏の究極です。

ALTUSの「TAHRA復活シリーズ」について
「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992年に初のCDをリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
そんなTAHRAの残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
ここに聴ける音は貴重なTAHRAオリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。
(キング・インターナショナル)

TALT 030 (CD)
国内プレス モノラル 日本語帯・解説付

【曲目】
フルトヴェングラー、第九を語る(2'49)
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125

【演奏】
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
エルザ・カヴェルティ(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
ルツェルン音楽祭合唱団

【録音】
1954年8月22日/ルツェルン音楽祭におけるライヴ(モノラル)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年10月04日 00:00