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エピカ(Epica)が〈進撃の巨人〉歴代オープニング主題歌をカヴァーしたアルバム

Epica

オランダで2002年に結成。ヘヴィ・メタルのダイナミズムとクラシックの流麗な旋律、そしてゴシック・ロックの耽美をクロスオーヴァーさせた音楽性は、世界的に熱狂的な支持を得てきた。シモーネ・シモンズの女声ヴォーカルをフィーチュアしたサウンドは日本でも人気を獲得、VR(ヴァーチャル・リアリティ)を題材にとった2016年最新アルバム『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』はヒットを記録しており、2017年4月に行われた初のジャパン・ツアーは東京公演がソールドアウトになるなど、鮮烈なインパクトを残している。

2017年9月に発売となった6曲入りEP『ザ・ソレス・システム』も絶好調なEPICAが挑むのが、『進撃の巨人』の主題歌の世界観だ。諫山創による原作コミックは2009年に連載開始、発行部数が累計6800万部を突破という空前のヒットを記録。小説やTVアニメ、映画などとのメディアミックスも行われ、ひとつの壮大なる『進撃の巨人』ワールドを構築している。

EPICAがカヴァーするのはTVアニメ・シリーズ主題歌としてLinked Horizonが書き下ろした3曲、そしてカップリング曲の全4曲だ。Sound Horizon / RevoがLinked Horizon名義で初めて担当したTVアニメ主題歌に、オリジナルを継承しながら新しい魂を吹き込んでいる。

「紅蓮の弓矢/Crimson Bow and Arrow」はアニメSeason1の前期(第1話~第13話)オープニング主題歌。アップテンポの曲調と劇的な展開が彼らのシンフォニック・メタルと呼応しあって、さらなる高みへと昇り詰めていく。

「自由の翼/Wings of Freedom」はアニメSeason1の後期(第14話~第25話)オープニング主題歌。勇壮なアンセムからスピード・チューンへと突入する展開はLinked Horizonのオリジナルを踏襲しながら、彼らの持つパワー・メタルの怒濤のスピード感を注入している。

「もしこの壁の中が一軒の家だとしたら/If Inside These Walls Was a House」のオリジナルは、「紅蓮の弓矢」「自由の翼」をカップリングしたLinked Horizonの2ndシングル『自由への進撃』に収録されたナンバーだ。原曲の持つ寓話性がEPICAのヨーロピアンなテイストと相乗効果を成して、牧歌的でありながら緊張感の漲るアレンジで生まれ変わっている。

「心臓を捧げよ!/Dedicate Your Heart!」はアニメSeason2(第26話~第37話)オープニング主題歌。キリスト教では“聖なるもの”とされる心臓を捧げるという、残酷なまでに献身的な想いは、EPICAとも共有し得るものであろう。シンフォニックかつプログレッシヴなメタル・アレンジを経て、さらなる昂ぶりをもたらしてくれる。

去る2017年4月のEPICA来日公演にはRevoも足を運んでいる。その時点でまだ本作はレコーディングされていなかったものの、両者の魂のコラボレーションは既に始まっていたといえる。

『進撃の巨人』主題歌を担当するLinked Horizonの作詞・作曲・編曲の全てを手がけるサウンドクリエーターRevoからエピカ『EPICA VS attack on titan songs』発売に際して以下のようにコメントが届いた。

Revo(Linked Horizon主宰)からのコメント
「EPICAとRevoには同じ血が流れているのだと思います。もちろん比喩ですが、解り易く言っても“クラシックの血”と“メタルの血”を受け継いでいることは皆さん容易に感じとることでしょう。その親和性自体は、さほど驚くべきことではありません。それより、この作品の面白さは「どこがどう違うか?」ということだと思います。そこに各々のアーティスト性が明確に存在しているし、その違いを許容できることが音楽という文化の豊かさでもあります。遠き地で生まれた兄弟の音が「どう違うのか?」野暮な説明はしません。聴いてみてください。」

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2017年11月13日 11:15