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エドガー・モローによるフランク、ストロール、プーランク、ラ・トンベル:チェロ・ソナタ集

モロー


若きチェロの王子モローによる、抜群のセンスのフランス・ソナタ集

風に乱れるもしゃもしゃ頭も気にせず一心不乱に超絶技巧でチェロを弾く、弾きまくる。その音色は濁りがなく、実に美しい。仲間の音楽や周りの自然の音に耳を傾けながら、歌うように、軽やかに音楽を奏でる様が清々しい…。

エドガー・モローは、17歳で第14回チャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門で第2位を獲得し、世界的な名声を得ることとなり、現在では「若き俊英」としてコンサートや世界的有名オーケストラの共演に招かれ、瑞々しい演奏を披露しています。デビューアルバムは音色の美しさとストレートに響く歌心溢れる「小品集」。2枚目は、柔軟な感性とバロックの音楽語法を見せつけた「バロック協奏曲集」。
そしてこの3枚目では、ロマンティックで悠久の音色に包まれる「フランス・チェロ・ソナタ集」。ルノー・カピュソン、ベルトラン・シャマユらとの「ドビュッシー:トリオ、ソナタ集」で参加し、ゆったりと深いチェロの響きが、美しいメロディを織りなしは、新しい作品の本質を見いだしていましたが、彼独自の若さと才気の抜群のセンスが発揮され、今持てる才能を遺憾なく発揮しようという心意気に満ちた、珍しい作品も取り込まれたプログラムとなっています。
5)のプーランクの「思い出」は、付随音楽「荷物のない旅人」(1944) からの一曲で、パリ市歴史図書館とブノワ・スランジュ(プーランク友の会秘書)の許諾により初めて出版されたばかりの作品。付随音楽自体はオーボエ、クラリネット、チェロ、ピアノという編成ですが、手稿譜の最後に書かれていたチェロとピアノのためのヴァージョンで、世界初録音となります。プーランクはこの曲の前半を「小象ババールの冒険」の半ば過ぎでの、'Lent et melancolique' に転用しています。
(ワーナーミュージック)
【収録予定曲】
1) リタ・ストロール(1865-1941):
大ドラマティック・ソナタ「タイタスとベレニス」
2) フランシス・プーランク(1899-1963):
チェロとピアノのためのソナタ
3) セザール・フランク(1822-1890):
ヴァイオリン・ソナタ イ長調(ジュール・デルサールによるチェロ編)
4) フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928):
アンダンテ・エスプレッシーヴォ
5) フランシス・プーランク(1899-1963):
チェロとピアノのための「思い出」[世界初録音]
【演奏】
エドガー・モロー(チェロ)
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)
【録音】
2016年12月、ヴィルファヴァール(1-4)、2017年10月、サル・コロンヌ(5)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年11月24日 00:00