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Dr.ロニー・スミス(Dr. Lonnie Smith)、2年振りのニュー・アルバム『All In My Mind』

Dr. Lonnie Smith

photo by Mathieu Bitt

 

ハモンドB-3オルガンの伝説、Dr.ロニー・スミスの『エヴォリューション』続く約2年ぶりのニュー・アルバムは、2017年夏にNYのJazz Standardで行われた生誕75周年記念ライヴの録音!

2016年の『エボリューション』では1968年ー70年にソウル/ジャズのクラシック名盤を出してきて一躍有名になったブルーノートに復帰。46年間ブルーノートから離れていたが、75歳になった今もイノヴェーションとエクペリメンテーションのマスターとして君臨、未来へのジャズを作り出そうとしているブルーノートの社長ドン・ウォズは伝統を作り上げてきたミュージシャンへの敬意も忘れない。Wall Street Journal紙は「Dr.ロニー・スミスはブルーノートに戻り、オルガン・ソウルの永続的な魅力を披露、オルガン・ソウルのさまざまなスタイリング、スタイルの多様性を実際に演奏している。」と絶賛。

スミスはグルーヴのエキスパートであり、完璧なショーマンであるため、本作をライヴで演奏したかったのだという。「スタジオで現時点で感じていることを捉えるのは非常に難しいため、ライヴで録音したかったのです。 私のライヴを聴くことは、私の瞬間の演奏をつかむことです。 それは良い気分です。 愛にあふれたシチュエーションです。」とスミス。さらにスミスはギタリストのジョナサン・クライスバーグとドラマー、ジョンナサン・ブレイクとのトリオについて語った。「私のグループは兄弟であり、献身的な家族です。彼らは音楽の心臓部です。 彼らは私が何をしようとしているのかを知っています。私はいつもその場でプレーし、彼らは調整し、私のためにそこにいてくれるのです。」

本作品はウェイン・ショーターの1965年ブルーノート作品『ジュジュ』からのタイトル曲からスタートする。さらにポール・サイモンのヒット曲 "50 Ways to Leave Your Lover" では約10分間の心地よいJoe Dysonのドラムに乗ることができる、そして素晴らしいヴォーカリストAlicia Olatujaがフィーチャーされたスミス自身の楽曲のリワーク"All in My Mind"まで楽しむことが出来る。スミス曰く「人生を演奏する、自分のストーリーを話すのさ。僕は僕自身をよく知っている、それは素晴らしいことさ。私はこれまで一緒に葉たらしているミュージシャンをよくわかっていないようなプロデューサーたちと働いてきましたが、ドンは私に自分自身であってほしいというのです。彼はよく分かっていてクリエイティヴィティに敬意を表してくれます。それはその昔、フランク・ウルフが同じようにしてくれたことを思い出します。」

(パーソネル)Dr. Ronnie Smith(hammond B-3) Jonathan Kreisberg(g) Johnathan Blake(ds)

掲載: 2017年12月08日 18:12