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クリス・シーリー(Chris Thile)、ラジオ番組「プレーリー・ホーム・コンパニオン」で発表した曲を1枚にまとめ『Thanks For Listening』としてリリース

Chris Thile

ニッケル・クリーク、パンチ・ブラザーズ等で活躍する超絶技巧派マンドリン・プレイヤー/シンガーソングライター、クリス・シーリーが、昨年夏からホストも務めているアメリカNPR(National Public Radio)の長寿番組「プレーリー・ホーム・コンパニオン」。

カントリー・ミュージック・を中心としたバラエティ番組「プレーリー・ホーム・コンパニオン」は1974年から今も続く、人気ラジオ番組。初代のホスト、ガリソン・キーラーの後を継ぐ形で、クリス・シーリーが二代目ホストとして番組に登場したのは2016年8月のこと。それ以来彼は、毎週土曜日、この生番組の司会を務めている。

本作『THANKS FOR LISTENING』は、元々このラジオ番組「プレーリー・ホーム・コンパニオン」で演奏される為に作られた楽曲を集めたアルバムである。番組のホストを務めて以来、クリス・シーリーは、毎週新しい曲を描き下ろし、それを「ソング・オブ・ザ・ウィーク」として番組のハウス・バンドやゲストとともに初披露している。今回発売となるアルバムには、これまでオンエアされた19曲の内、10曲をクリスがプロデューサーのトーマス・バートレットと選び、その音源をそのまま収録するのではなく、新たにレコーディングし直している。

「このアルバムは、番組からリスナーの方に軸足を寄せた作品だ――“プレーリー・ホーム・コンパニオン”のリスナーだけじゃなく、聴く耳を持っている人たち全員に向けているんだ。聴く耳を持っている人は、僕にとってヒーローだ。自分が反対の立場にいることが結構多いから、人に自分が何をやっているのか話すことがね。物事の真価を知るために注意を払い、集中し続けるのは大変だ。僕らは、今、聴くことが貴重なものとして扱われるような時代にいるから。それが僕のなかで湧き上ったテーマだった。“先週こんなことが起きました”とか“これが私達のいた場所です”といったことよりね。これは、聴くことをやめる理由なんていくらでもあっただろうに、聴くことへの集中力を切らさなかった人たちを称えるアルバムなんだ」 そうクリス・シーリーはアルバムについて語っている。

クリス・シーリーは、ベース(アラン・ハンプトンが担当)とヴィオラ(アルバムのタイトル・トラックでナディア・シロタが担当)以外、全ての弦楽器を手掛け、アラン・ハンプトンとともにアンドリュー・バードのツアー・バンドを務めているトッド・プアーが5曲でドラムスを担当している。さらにプロデューサーのトーマス・バートレットもクリス曰く“その他表記されていない音”を手掛けたという。

さらに「プレーリー・ホーム・コンパニオン」にも何回か登場している3人のシンガー:サラ・ジャローズ、ギャビー・モレノ、イーファ・オドノバンも参加。クリスは彼女たちが果たした役割についてこう語っている:「三人がそれぞれ、曲が自らを表現していく上で、大きな貢献を果たしてくれた。僕は、リハーサルの時に彼女たちに歌詞と、メロディー、ハーモニー・パートを渡していたんだ。“プレーリー・ホーム・コンパニオン”に出演してくれたミュージシャンも全員また同じ。彼らはこれらの楽曲にぞれぞれ、とても意味ある貢献を果たしてくれた。本当に感謝しているんだ」

ブルーグラスからクラシックまで、あらゆる音楽スタイルを自分のものとする若き天才、クリス・シーリー。彼の幅広い音楽性に耳を傾けてくれた全ての音楽リスナーへの感謝状、それ本作『THANKS FOR LISTENING』なのだ!

タグ : UK/US INDIE

掲載: 2017年12月12日 15:20