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ケンペ、ブロムシュテット、ジンマンらの未発表ライヴを含む!チューリヒ・トーンハレ管創立150年記念BOX

チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

完全生産限定  48ページ・カラーブックレット付
名門チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
創立150年を記念して編まれたスペシャル・ボックス。
アンドレーエからブランギエまで、秘蔵放送音源を駆使しての全曲世界初発売!

チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の創立150年を記念して、オーケストラ側の全面協力を得て編纂された14枚組のボックスが登場します。しかも全てスイス放送やトーンハレ管のアーカイヴに保管されていた秘蔵のライヴ音源を使用しているのが要注目です。

トーンハレ管の初代首席指揮者フリードリヒ・ヘーガーの録音は残されていませんが、1906年にヘーガーの後任として首席指揮者に就任し、20世紀前半にトーンハレ管の名声を高めたフォルクマール・アンドレーエが第2次大戦中の1942年に指揮したブルックナーの交響曲第7番の歴史的記録に始まり、現在のリオネル・ブランギエのベルリオーズ「幻想」まで、歴代の首席指揮者/芸術監督の名演を網羅しています。目に留まるのは1968年のルドルフ・ケンペのベートーヴェン「運命」。有名な1971年のTuder/exlibris盤の3年前のライヴです。ジンマンの2曲はいずれもRCAに優れたセッション録音がありますが、当ボックスに含まれているのはジンマンのトーンハレ・デビュー(家庭交響曲)と首席退任演奏会(マーラー「復活」)のライヴ。また正式なセッション録音が残されなかったエーリヒ・シュミット、ハンス・ロスバウド、若杉弘、ゲルト・アルブレヒトの演奏も含まれています。日本のCBSソニーにCD2枚分の録音を残したクリストフ・エッシェンバッハは、名手ボリス・ブロッホとブゾーニの大作・ピアノ協奏曲を演奏した時の貴重なライヴです(エッシェンバッハとしては初めてのレパートリーです)。

そして何と言っても凄いのが、最近のトーンハレに客演した名指揮者による数々の名演が収められている点でしょう。ブロムシュテットのブルックナー「第9」(2014年=ゲヴァントハウス管とのQuerstand盤の3年後)、ハイティンクのブルックナー「第5」(2009年=バイエルン放送響とのBR-Klassik盤の前年)を筆頭に、マゼールのドヴォルザーク「新世界」(2002年)、デュトワのサン=サーンス「オルガン」(2014年)、サロネンのシベリウpス「第5」(2015年)、ジョナサン・ノットのハイドン「第44番」(2009年)という豪華布陣。晩年にトーンハレとかなり密接な関係があったフランス・ブリュッヘン指揮のベートーヴェン「第1」(1997年=18世紀オケのPhilipsとGlossaの全集の中間)も含まれているのも興味をそそられます。

スイスのオーケストラゆえ、アルベルト・メルシンガー、ロルフ・ウルス・リンガー、ハインツ・ホリガーなどスイスの作曲家の作品が含まれているのは当然のことですが、中でも興味深いのは、オトマー・シェックの大作「ペンテジレーア」がこの作品を得意とし、82年ザルツブルク音楽祭のライヴも発売しているゲルト・アルブレヒトの指揮で収録され、かつ、作曲家シェックが指揮台に立ったシューマンの交響曲第4番が含まれていることでしょう。

48ページ・カラーブックレット付き。各ディスクは紙ジャケットに封入、厚紙製リフトオブ・ボックスに収容されます。

<チューリヒ・トーンハレ管弦楽団プロフィール>
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の元となったのは、1865年にチューリッヒの市民団体「オーケストラ・ゲレン」最初の常設オーケストラとして設立されたものでした。1868年にチューリヒ・トーンハレ管弦楽団として創設され、特に1895年に世界でもベストともいわれる音響効果を誇る新ホール(Tonhalle)が誕生してからは、スイスのドイツ語文化圏の音楽界で重要な役割を果たしてきました。ハンス・ロスバウト、ルドルフ・ケンペ、ゲルト・アルブレヒト、クリストフ・エッシェンバッハなどの主要な首席指揮者たちは楽団に決定的な影響を及ぼし、また錚々たる客演指揮者たち(古くはベーム、フルトヴェングラー、クレンペラー、クーベリック、シューリヒト、ワルター、近年ではブリュッヘン、デュトワ、ハイティンク、ヤノフスキ、ヤンソンス、ロジェストヴェンスキー)も楽団を大いに発展させました。 現在トーンハレで1シーズンに50種類のプログラムでおよそ100回の演奏会を行い、スイスだけでなくヨーロッパ、アメリカ、アジアなどへの演奏旅行、また近年ではデイヴィッド・ジンマン(首席指揮者及び芸術監督:1995~2014年)とのベートーヴェン、シューマン、ブラームス、マーラー等の交響曲全集、R.シュトラウスの管弦楽全集を始め、2014年より首席指揮者を務めるリオネル・ブランギエによるラヴェル作品集など、数多くの録音などが世界的に批評家や音楽愛好家からの絶賛を浴びています。2019/2020年シーズンより、パーヴォ・ヤルヴィが首席指揮者及び音楽監督に就任予定。
(ソニー・ミュージック)

【収録予定曲】
<CD1>
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
フォルクマール・アンドレーエ(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団およびベロミュンスター放送管弦楽団の合同演奏
[録音]1942年12月8日、チューリヒ、トーンハレ(モノラル)
<CD2>
1. シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
オトマール・シェック(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]1943年11月16日、チューリヒ、トーンハレ(モノラル)
2. アルベルト・メシンガー:交響曲第4番Op.80
ハンス・ロスバウト(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]1958年2月25日、チューリヒ、トーンハレでの世界初演(モノラル)
3. シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200
エーリヒ・シュミット(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]1959年12月8日、チューリヒ、トーンハレ(モノラル)
<CD3>
1. ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67
ルドルフ・ケンペ(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]1968年5月7日、チューリヒ、トーンハレ(モノラル)
2. ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
フランス・ブリュッヘン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]1997年1月8日、チューリヒ、トーンハレ
<CD4>
ブゾーニ:ピアノ協奏曲ハ長調Op.39、
ボリス・ブロッホ(ピアノ)、クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、チューリヒ・ジンガークライス、キュスナハト講
習会室内合唱団(合唱)
[録音]1985年2月28日、チューリヒ、トーンハレ
<CD5-6>
1. オトマール・シェック:歌劇「ペンテジレーア」
ゲルト・アルブレヒト(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、ベルン歌劇場合唱団、キュスナハト講習会室内合唱団、エンガディン・カントラ
イ合唱連盟、ヘルガ・デルネシュ(ペンテジレーア)、ジェーン・マーシュ(プロートー)、ナディーヌ・ゼクンデ(メローエ)、マルガ・シムル(巫女長)、
ローランド・ヘルマン(アキレス)ほか
[録音]1985年11月7日、チューリヒ、トーンハレ
2. ロルフ・ウルス・リンガー:「ナーハハル」(残響)
若杉 弘(指揮) チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]1986年3月9日、チューリヒ、トーンハレ、(世界初演)
3. ハインツ・ホリガー:ヴァイオリン協奏曲「ルイ・ステー賛」(1995年版)
トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン) 、ハインツ・ホリガー(指揮)、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2001年6月23日、チューリヒ、トーンハレ
<CD7-8>
1. R.シュトラウス:家庭交響曲Op.53
デイヴィッド・ジンマン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]1991年3月21日、チューリヒ、トーンハレ(ジンマンのトーンハレ・デビュー)
2. マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)、アリス・クート(アルト)、デイヴィッド・ジンマン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、チューリヒ・ジング・アカ
デミー
  [録音]2014年7月11日、チューリヒ、トーンハレ(ジンマンの首席指揮者としての最後のコンサート)
<CD9>
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
ベルナルト・ハイティンク(指揮) チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2009年1月6日、チューリヒ、トーンハレ
<CD10>
1. ハイドン:交響曲第44番ホ短調Hob.I-44「悲しみ」
ジョナサン・ノット(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2009年12月4日、チューリヒ、トーンハレ
2. ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
ロリン・マゼール(指揮) チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2002年3月22日、チューリヒ、トーンハレ
<CD11>
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB.109
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2014年12月3日、チューリヒ、トーンハレ
<CD12>
1. サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調「オルガン」
ペーター・ソロモン(オルガン)、 シャルル・デュトワ(指揮)、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2014年2月25日、チューリヒ、トーンハレ
2. シベリウス:交響曲第5番変ホ長調Op.82、
エサ=ペッカ・サロネン(指揮) チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2015年1月31日、チューリヒ、トーンハレ
<CD13>
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
リオネル・ブランギエ(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2014年9月10日、チューリヒ、トーンハレ
<CD14>
1. モートン・フェルドマン:「コプティック・ライト」
ピエール=アンドレ・ヴァラード(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2014年11月14日、チューリヒ、トーンハレ
2. ヴィトルト・ルトスワフスキ:「管弦楽のための書」
シルヴァン・カンブルラン(指揮) チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
[録音]2015年11月13日、チューリヒ、トーンハレ
3. ディーター・アマーン:「Glut」、
 マルクス・シュテンツ(指揮) チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
 [録音]2016年5月11日、チューリヒ、トーンハレ

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2018年03月02日 14:00