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Barbra Streisand(バーブラ・ストライサンド)|貴重な未発表曲10曲を収めたニュー・アルバム『リリース・ミー2』

Barbra Streisand

2018年発売の『Walls』以来の発売となる、バーブラ・ストライサンドの新作『リリース・ミー2』。2012年に発売され、ビルボード7位を記録し、彼女にとって32枚目のTOP10入りを果たしたヒット作『リリース・ミー』の続編となる『リリース・ミー2』には、1962年から2020年にかけて録音された音源の中から、ウィリー・ネルソン、カーミット(カエルのマペット)とのデュエットを含む、貴重な未発表曲が10曲収められる。

バーブラは今作に関して次のように語っている。
“この『リリース・ミー2』への取り組みを通じて私は、思い出の路を楽しくたどることができました。大切な歌たちと再会し、今も強く心に響く歌のいくつかには、有意義な形で手を加えることもしています。とりわけ、人類の共通意識に語りかける「ビー・アウェア」と「ワン・デイ」が持つ、現在の世界との関連性には感銘を受けました。”
“私の聡明な友人レナード・バーンスタインは、かつてこう語りました。「音楽は名もなきものに名前を与え、未知の存在との交流を可能にする」と。そのとおりです。これまでに録音してきた歌を通じて私は、ほかの方法では伝えることが難しかったはずの考えや感情を表現することができたのですから。そのような想いで音楽と向かいあってきた私は、今、テープ保管庫でいつの日か解き放たれることを静かに待ちつづけていた歌たちをまとめたこのコレクションが、皆さんの感情を呼び覚まし、美しい思い出を蘇らせることを願っています。そして、私の歌を耳にして、微笑んでいただければ、と。

国内盤CD

 

輸入盤CD

 

輸入盤LP

 

収録内容:
1. Be Aware
2. You Light Up My Life
3. I'd Want It To Be You
4. Sweet Forgiveness
5. Living Without You
6. One Day (A Prayer)
7. Rainbow Connection
8. Right As The Rain
9. If Only You Were Mine
10. Once You've Been In Love

アルバム収録曲について:
1.ビー・アウェア / BE AWARE 作者:バート・バカラック /ハル・デイヴィッド
バーブラは、1971年に放送されたバート・バカラックのTVスペシャル『シンガー・プレゼンツ・バート・バカラック』でこの曲を歌った(YouTubeでも観ることができる)。 スタジオ・ヴァージョンは、そのテレビ放送に向けて編曲されたもの。

2.ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ / YOU LIGHT UP MY LIFE 作者:キャロル・キング
キャロル・キング自身のヴァージョンは、1973年発表のアルバム『ファンタジー』に収録。 バーブラのヴァージョンは、1974年、アルバム『バタフライ』制作時に録音されたもの。

3.アイド・ウォント・イット・トゥ・ビー・ユー / I’D WANT IT TO BE YOU 作者:スティーヴ・ドーフ(ソングライター・ホール・オブ・フェイムのメンバー)
ウィリー・ネルソンとのデュエット。バーブラが2014年に発表したアルバム『パートナーズ』への収録が予定されていた曲。しかし、完成には至らず、アルバムにはブレイク・シェルトンとのデュエットが収められた。

4.スウィート・フォーギヴネス / SWEET FORGIVENESS 作者:ウォルター・アファナシエフ(グラミー賞受賞のソングライター/プロデューサー)
バーブラは1993年のコンサート・ツアーに向けて、いくつか新曲を用意してほしいとリクエストした。 「スウィート・フォーキヴネス」は、バーブラの「強く感情に訴えるバラード」というリクエストに応えてアファナシエフが書き上げたもの。

5.リヴィング・ウィズアウト・ユー / LIVING WITHOUT YOU 作者:ランディ・ニューマン
バーブラは1971年のアルバム『ストーニー・エンド』のためにランディ・ニューマンの作品を4曲録音していた。「リヴィング・ウィズアウト・ユー」はそのうちの1曲。

6.ワン・デイ / ONE DAY 作者:ミッシェル・ルグラン、アラン&マリリン・バーグマン
1969年発表のアルバム『ホワット・アバウト・トゥデイ?』への収録が予定されていた曲。1968年から69年にかけて3つの異なるセッションで録音されたが、バーブラは、1990年にABCで放送された『アース・デイ・スペシャル』ではじめてこの曲を歌っている。

7.レインボウ・コネクション / RAINBOW CONNECTION 作者:ポール・ウィリアムス/ケニー・アッシャー
カーミットとのデュエット。1979年公開の映画『マペットの夢みるハリウッド』のためにポール・ウィリアムスとケニー・アッシャーが書いた曲。バーブラはこの曲を、水をテーマにした曲で構成するアルバム『ウェット』に向けて録音していた。

8.ライト・アズ・ザ・レイン / RIGHT AS THE RAIN 作者:ハロルド・アーレン /イップ・ハーバーグ
「ライト・アズ・ザ・レイン」は、まだソロ・デビュー前だったバーブラが録音していた4曲のうちの1曲。ほかの3曲は、彼女の最初の2枚のアルバムに収められている。

9.イフ・オンリー・ユー・ワー・マイン / IF ONLY YOU WERE MINE 作者:バリー、ロビン& モーリス・ギブ
1980年にバーブラは、ビー・ジーズの中心人物であるバリー・ギブとアルバム『ギルティ』を録音。『ギルティ』は彼女の長いキャリアのなかでもっとも成功した作品で「イフ・オンリー・ユー・ワー・マイン」はボーナス・トラックとして使われる予定だったが、これまで、ミックスダウンもされずにいたもの。

10.ワンス・ユーヴ・ビーン・イン・ラヴ / ONCE YOU’VE BEEN IN LOVE 作者:ミッシェル・ルグラン / アラン&マリリン・バーグマン
1973年にバーブラは、ルグラン、バーグマンと『ライフ・サイクル・オブ・ア・ウーマン』という仮タイトルのつけられたアルバムの制作に着手したが、完成には至らなかった。のちにバーブラは、ニューヨーク・タイムズの取材に応えてその理由をこう語っている。「コンセプトの基本にあったのは“子宮から墓場まで”。でも、ミッシェル、アラン、マリリンはそこから先に進むことができず、勢いが失われてしまったのです」。

掲載: 2021年06月28日 13:01

更新: 2021年08月24日 18:30