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Marianne Faithfull(マリアンヌ・フェイスフル)、Muddy Waters(マディ・ウォーターズ)|モントルー・ジャズ・フェスティバル創立者のコレクションから貴重音源を紐解く〈THE MONTREUX YEARS〉シリーズの第2弾が発売

1967年にスタートし、2021年で55回目の開催を数える世界最大級の音楽フェス、モントルー・ジャズ・フェスティバル。音楽史を彩る数多くのアイコニックなアーティスト達が出演し、歴史に残る名演を繰り広げてきたこのフェスティバルは、創始者のクロード・ノブズの固い信念のもと、5,000公演を超えるパフォーマンスの模様が音と映像で収録されており、Montreux Soundsという膨大かつ貴重なコレクションとして保管されている。数々のアーティストがその模様を自身のライヴ・アルバムとして発表してきたのだが、今もなお非常に貴重な音源の数々がのこされており、その歴史的価値は非常に高く、2013年にはこのMontreux Soundsがユネスコにも認定されている。

モントルー・ジャズ・フェスティバルとBMGがタッグを組み、このMontreux Soundsにある膨大なコレクションを紐解く『THE MONTREUX YEARS』というシリーズを今年7月にスタートさせた。このシリーズは、世界的なアーティストの伝説的パフォーマンスを現代に蘇らせるだけでなく、55年もの豊かな歴史を持つこのフェスティバルで収録されていた貴重な未発表音源もふんだんに収録、さらに書き下ろしのライナーノーツや未発表写真などを掲載したブックレットもついた、音楽史においても非常に重要な意味を持つシリーズとなる。マスタリングを担当するのは、ロンドンにあるMetropolis StudiosのTony Cousinsだ。

2021年7月に第一弾としてリリースされたのはニーナ・シモンとエタ・ジェームスの2作品で、ともに非常に高い評価を受けているのだが、今回早くも第二弾として『MARIANNE FAITHFULL: THE MONTREUX YEARS』と『MUDDY WATERS: THE MONTREUX YEARS』の2作品がリリースされることとなった。共に1CDと2LPという2形態でのリリースとなり、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルに出演したパフォーマンスの中から、数々の貴重なライヴ・レコーディングがたっぷりと収録された作品となっている。

第1弾はこちら>>>


MARIANNE FAITHFULL: THE MONTREUX YEARS

Marianne Faithfull(マリアンヌ・フェイスフル)〈THE MONTREUX YEARS〉

マリアンヌ・フェイスフルは、その生々しく多彩なヴォーカルの才能と確固たるカリスマ性を兼ね備えたワン・アンド・オンリーの存在であり、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルの長年の友人でもあり、約15年の間に1995年、1999年、2002年、2005年、そして2009年と5度出演しているのだが、その各公演の中からセレクトされた最高のライヴ・パフォーマンスがたっぷりと収録されている。マリアンヌ・フェイスフルのライヴ作品としては約10年以上ぶりとなるこの『MARIANNE FAITHFULL: THE MONTREUX YEARS』は、1995年7月10日にAuditorium Stravinskiでライヴ録音された、ヴァン・モリソンのカヴァー「Madame George」で幕を開ける。このオープニング・トラックだけでも、彼女の力強い音域と揺るぎないダイナミズムに引き込まれてしまうほどのインパクトを放っているのだ。

ギターを全面に押し出した衝撃的な「Broken English」や、高揚感に満ちた「Guilt」、そしてジョン・レノンのアンセム「Working Class Hero」のカヴァーなど、祝福されたあの名作『BROKEN ENGLISH』からの楽曲を含むこのコレクション、彼女のファンはこのユニークなライヴ・レコーディングの世界観に没頭することだろう。また、2005年7月6日にCasino Barriereで行われたパフォーマンスの模様を収録した「Strange Weather」は、彼女の残忍で荒々しい美しさが引き起こす底知れぬ深みが見事に表現されており、全編を通して彼女の才能や存在感をじっくりと堪能できる作品となっているのだ。

輸入盤CD


輸入盤LP


【収録曲】
01. Madame George *
02. Broken English *****
03. Times Square ***
04. Guilt **
05. Song for Nico ***
06. Come And Stay With Me **
07. Sister Morphine ****
08. She *
09. Hold On Hold On *****
10. Solitude *****
11. Working Class Hero **
12. Tower Of Song **
13. Strange Weather ****
14. Why D’Ya Do It *
* Recorded live at Auditorium Stravinski 10th July 1995
** Recorded live at Auditorium Stravinski 3rd July 1999
*** Recorded live at Auditorium Stravinski 11th July 2002
**** Recorded live at Casino Barrière 6th July 2005
***** Recorded live at Miles Davis Hall 13th July 2009


MUDDY WATERS: THE MONTREUX YEARS

Muddy Waters(マディ・ウォーターズ)〈THE MONTREUX YEARS〉

シカゴが生んだキング・オブ・ブルース、マディ・ウォーターズは、1970年代にモントルー・ジャズ・フェスティヴァルに出演し大きな注目を集めた。1965年にフェスティヴァルの創設者であるクロード・ノブスが初めて彼のライヴを観た時、マディ・ウォーターズは既に文化的に、そして音楽的に注目を集める存在となっており、アメリカ以外の国でも高い評価を受け、イギリスにおけるブルース・リバイバルの火付け役となっていたのだが、モントルーに彼が出演することでその存在感はより大きなものとなり、集まった観客を熱狂させたのだった。

『MUDDY WATERS: THE MONTREUX YEARS』は、マディ・ウォーターズの名曲ばかりを厳選した素晴らしいトラックリストが組まれている。チャグ・スタンダードの「Mannish Boy」やジャンルを定義づける「I'm Your Hoochie Coochie Man」、そして剥き出しの偉大さが爆発する「Rosalie」など、努力を惜しまないそのスタイルとデルタの威厳がにじみ出るかのようなパフォーマンスをたっぷりと堪能できる作品だ。

輸入盤CD


輸入盤LP


【収録曲】
01. Nobody Knows Chicago Like I Do *
02. Mannish Boy **
03. Long Distance Call ***
04. Rollin’ And Tumblin’ ***
05. County Jail ***
06. Got My Mojo Working *
07. I’m Your Hoochie Coochie Man *
08. I’m Ready **
09. Still A Fool *
10. Trouble No More *
11. Rosalie ***
12. Rock Me Baby ***
13. Same Thing **
14. Howlin’ Wolf *
15. Can’t Get No Grindin’ (What The Matter With The Meal) *
16. Electric Man **
* Recorded live at Casino Montreux 23rd July 1977
** Recorded live at Congrés Montreux 28th June 1974
*** Recorded live at Montreux Pavillion 17th June 1972

タグ : リイシュー ロック復刻&発掘

掲載: 2021年08月11日 12:47