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クリスティアン・テツラフがティチアーティ&ベルリン・ドイツ響との共演でブラームス&ベルクのヴァイオリン協奏曲を録音!

クリスティアン・テツラフ

テツラフの魂の声が聞こえる!ブラームスの再録音、そして宿願のベルク

ソロに、室内楽に、コンチェルトに。近年ヨーロッパで最も盛んな活動を繰り広げているヴァイオリニストの一人がクリスティアン・テツラフです。かつて冴えた技巧で理知的な演奏を聞かせていたテツラフですが、近年は曲を細部まで深く読み込み、より多彩で繊細な表現、より強く深い情感を聞かせるようになりました。ロビン・ティチアーティ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団と組んた独創的かつ説得力に富んだベートーヴェンとシベリウスのヴァイオリン協奏曲もそうした成果の一つ。同じコンビによる当盤も出来栄えが期待されます。テツラフによれば、ブラームスもベルクも40年以上にわたり演奏を重ねており、両曲を合わせた演奏回数は実に300回を超え、この録音にはその経験を傾注したとのことです。

ブラームスはテツラフにとって再録音。ダウスゴー指揮、デンマーク国立響との最初の録音(2006/7年、タイムは21:27/08:59/07:45)に対して当盤のタイムは(20:35/07:52/07:23)となってり、全般的に速いテンポ設定がうかがわれます。テツラフは海外盤解説の中でこの曲を以前は田園的で牧歌的なものと捉えていたが、今では随所に書かれた弱音の指示や短調の多用に、ブラームスの孤独や不安などの深い人間味を感じると書いています。悲劇的な出来事から生まれたベルクの協奏曲では随所で激しい慟哭を聴かせながらも、最後に置かれたコラールで全てを浄化するかのような美しい響きに導きます。

テツラフは、2020年2月末に来日し、読売日本交響楽団とベルクの協奏曲を共演する予定でしたが、リハーサルを終えたところで新型コロナ感染症の拡大により中止となり、無念の帰国となりました。それ以来となる2023年3月の来日では新日本フィルとの共演にベルクを選んでおり、この曲に寄せるひとかたならぬ思いがうかがわれます。

※国内仕様盤には本田裕暉氏の日本語解説が付属します。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

[国内仕様盤には日本語解説付き]
日本語解説…本田裕暉氏

 

【曲目】
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(1878)
1. I. Allegro non troppo…カデンツァ: ヨーゼフ・ヨアヒム
2. II. Adagio
3. III. Allegro giocoso, ma non troppo vivace – Poco più presto

アルバン・ベルク(1885-1935):ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)(1935)
4. I. Andante. Allegretto
5. II. Allegro. Adagio

【演奏】
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
ベルリン・ドイツ交響楽団
ロビン・ティチアーティ(指揮)

【録音】
2022年3月25-26日(ライヴ)Philharmonie Berlin(ドイツ)…1-3
2021年9月28-29日Studio Nalepastrasse Berlin(ドイツ)…4-5

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年07月28日 00:00