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カウンターテナーのティム・ミードとコーエン&アルカンジェロが共演!ヴィヴァルディの独唱作品集


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

気鋭カウンターテナーと俊才集団による“赤毛の司祭”の声楽世界

聖職者として研鑚を積み司祭になったにもかかわらず、教会の仕事もそこそこにヴェネツィアのピエタ慈善院の音楽教員として女子生徒たちからなるオーケストラを指揮、自らもヴァイオリンを圧倒的な腕前で弾きこなしたヴィヴァルディ。作曲家として彼が残した作品は「四季」の4曲のような独奏協奏曲やソナタなどの器楽ばかりでなく、謝肉祭シーズンの水の都を湧かせたオペラや教会向けの声楽作品も多く残しています。

バロック・オペラの世界を中心に、本拠の英国に留まらない活躍をみせるジョナサン・コーエン指揮の古楽器楽団アルカンジェロが、この大作曲家と本格的に録音物で向き合うのは今回のアルバムが初。
やはり声楽中心の選曲で、パートナーに選ばれたのは躍進めざましい英国のカウンターテナー歌手、ティム・ミード!温もりと透明感を兼ね備えた圧倒的な美声は、ヴィオラ・ダモーレ独奏の典雅な響きに彩られる「ニジ・ドミヌス」から、躍動感豊かに恋の栄光を歌いあげる「恋の神よ、分かった、おまえの勝ちだ」まで、ヴィヴァルディの聖と俗の両面を鮮やかに描き出してゆきます。
弦楽のための協奏曲やシンフォニアでの立ちまわり含め、アルカンジェロの一体感ある音楽性も絶妙のアンサンブルで存在感豊かに音楽の魅力を伝えてくれます。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
1-9. 詩篇第127(126)篇「主が建てて下さるのでなければ(ニジ・ドミヌス)」 RV 608
10-12. 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 RV 128
13-16. カンタータ「やめてください、本当にやめて」 RV 684
17-22. 「ごきげんよう皇后(サルヴェ・レジーナ)」 RV 618
23-24. 弦楽と通奏低音のためのシンフォニア「聖墓の傍らで」 ロ短調 RV 169
25-28. カンタータ「恋の神よ、わかった、おまえの勝ちだ」 RV 683

【演奏】
ティム・ミード(カウンターテナー)
アルカンジェロ(古楽器使用)
コンサートマスター: サラ・シクストン(ヴァイオリン)
ボヤン・チチッチ(ヴィオラ・ダモーレ)…7
ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮)

【録音】
2021年7月1-4日、洗礼者聖ヨハネ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年12月16日 00:00