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Brilliant Classics『ラングレー:オルガン音楽 第1集』(5CD)~ラングレーの弟子ベナーティが監修・演奏

ラングレー

20世紀フランスのオルガンの巨匠ラングレーの全貌に迫る大型企画が開始!

大型プロジェクトの第1弾。ラングレーの弟子だったオルガニストのジョルジョ・ベナーティが監修し、ブックレットの解説もベナーティが執筆しています。レコーディングは音楽のスタイルや要件に適した楽器をイタリアの様々な教会から選んでおこなわれ、ベナーティのほか、フランス・オルガン音楽に精通したファウスト・カポラーリも加わって膨大なラングレーの遺産に挑んで行きます。また、オルガン曲だけでなくハルモニウムのための作品も収録。
伝統的な様式と現代的な技術を組み合わせたラングレーの音楽は、気分やダイナミクス、テクスチャーやハーモニーの変化に富むものながら親しみやすく、教会旋法を用いた美しい作品が多いことでも知られています。レジストレーションにもこだわっていたラングレーなので、新しい録音の登場は歓迎されるところです。

ラングレー

ラングレーについて
ジャン・ラングレーは1907年2月15日、ブルターニュ地方のラ・フォントネルに誕生。2歳のときに先天性緑内障により失明し、11歳でパリ国立視覚障害者青少年総合研究所に入学。ピアノ、ヴァイオリン、和声のほか、オルガンを高名な盲人音楽家アルベール・マオー[1867-1943]と、アンドレ・マルシャル[1894-1980]に師事(この学校はルイ16世が1786年に認可して資金を出した生徒数120名の王立盲学校がその起源で、点字発明者のルイ・ブライユ[18509-1852]も卒業生)。続いてラングレーはパリ国立音楽院で、マルセル・デュプレ[1886-1971]にオルガンを師事して1930年に一等賞を獲得し、シャルル・トゥルヌミール[1870-1939]のもとでは即興演奏を学んで1931年に「オルガン即興演奏グランプリ」を受賞、さらにポール・デュカス[1865-1935]に作曲を師事して1934年に作曲賞を受賞するという天才ぶりでした。卒業後、パリ国立視覚障害者青少年総合研究所の教職に就いて40年間在職しながら、1961年から1976年まではパリ・スコラ・カントルムでも教えて、多くの学生を育成。また、1945年には、セザール・フランクやトゥルヌミールも在職したパリの名門、サント・クロチルド大聖堂のオルガニストに就任し、1987年まで42年間に渡って演奏。その間、ラングレーはコンサート・オルガニストとして世界的に活動し、アメリカでは実に300回以上のコンサートを実施。そうしたラングレーの精力的な活動は作曲面にも及び、1991年5月8日にパリで84歳の生涯を閉じるまでに、作品番号で254に及ぶオルガン曲、声楽曲、器楽曲など作曲していました。

ベナーティ

<ジョルジョ・ベナーティ(オルガン)>
1953年4月8日、ヴェローナ近郊のノガローレ・ロッカで誕生。ミラノ音楽院でエミリア・ファディーニにチェンバロを、ヴェローナ音楽院でアントニオ・ザノンに作曲を師事。オルガンについては、ジャン・ラングレー、アントン・ハイラー、トン・コープマンの指導を受けながら、17歳からオルガニストとしての演奏活動を開始。イタリア各地のほか、パリ、ベルリン、ザルツブルク、ウィーン、リンツ、ストックホルム、ミュンヘン、マドリード、バルセロナ、サラゴサ、リスボン、ブダペスト、ブカレスト、モスクワ、プラハ、ワルシャワ、クラクフ、ニューヨークなどで演奏。活動10年目の1980年には、27歳でヴィチェンツァ音楽院のオルガンおよびオルガン作曲の教授に就任。4年後には他の音楽院でも教えるようになり、1994年には、ブレシアのルカ・マレンツィオ音楽院のオルガンおよびオルガン作曲の教授に就任。CDは、Da Vinci Classics、Brilliant Classicsなどから発売。

カポラーリ

<ファウスト・カポラーリ(オルガン)>
1958年10月19日、クレモナで誕生。ミラノのG.ヴェルディ音楽院でジャンフランコ・スピネッリに師事し、1981年にオルガンおよびオルガン作曲のディプロマを取得。続いてヴァチカンの教皇庁付属アンブロジアーノ音楽院で学び、1983年にグレゴリオ聖歌のマエストロの称号を取得。その後、大学院課程在籍中に、ハラルト・フォーゲル(北ドイツのバロック・オルガン音楽)、アンドレ・イゾワール(バロック期のフランス音楽)、リオネル・ロッグ(バッハ、モーツァルト、即興演奏)、マル=クレール・アラン(バッハ、アラン)、ダニエル・ロト(フランス近代の交響的音楽)などを学び、ダニエル・ロトからはパリで個人的な指導も受けています。 学業終了後、メシアンを研究し、彼のオルガン作品に関する論文を執筆。著書はほかに「オルガン即興演奏の理論と実践の方法」、「オルガン即興演奏の前衛的な手法」があるほか、バロック作曲家の未発表曲を集めた出版物の編集にも携わっています。研究と並行してコンクールにも出場し、1995年と1997年にビアリッツのオルガン即興コンクールで共に第2位、1996年にヴァレンナで開催されたAGIMUS作曲コンクールで第3位を獲得。以後、ヨーロッパ各国でソロとアンサンブルの両方で活動しながら、作曲や教育、批評もおこなっています。現在、クレモナ大聖堂大オルガンの第1奏者であり、トリノ音楽院でオルガンとグレゴリオ聖歌について教えています。CDは、Brilliant Classics、Bel Air Music、MV Cremonaなどから発売。
(日本出版貿易)

【曲目】
ジャン・ラングレー (Jean Langlais)[1907-1991]
オルガン音楽 第1集(Organ Music volume 1)

CD1 79:42
「フレスコバルディへのオマージュ」(Hommage a Frescobaldi )[1951]
1. キリエへの前奏曲(I. (Prelude au Kyrie) 4:03
2. 奉献(II. Offertoire) 3:35
3. 聖体奉挙(III. Elevation) 4:09
4. 聖体拝領(IV. Communion) 2:58
5. 幻想曲(V. Fantaisie) 2:46
6. 交唱(VI. Antienne) 3:02
7. 主題と変奏(VII. Theme et Variations) 3:23
8. エピローグ(VIII. Epilogue) 4:02

オルガン:ファウスト・カポラーリ(Fausto Caporali, organ)
録音:2022年11月16日、クレモナ、サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂、マッシオーニ・オルガン(1984年製)

「短い組曲」(Suite Breve)[1947]
9. グランジュ(I. (Grands jeux) 5:01
10. カンティレーヌ(II. (Cantilene) 5:49
11. プラント(III. (Plainte) 4:26
12. ミクスチュールに関する対話(IV. (Dialogue sur les mixtures) 2:52

オルガン:ファウスト・カポラーリ(Fausto Caporali, organ)
録音:2022年10月3日、クルーゾーネ、サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂、ルファッティ・オルガン(1960年製)

タリタ・クーム(Talitha Koum)[1985]
13. サルヴェ・レジーナ(Salve Regina) 6:48
14. レジナー・チェリ / 第1番 ああ、慈悲深い(Regina Caeli - No.1 O Clemens) 5:09
15. 第2番 ああ、敬虔な(No.2 O Pia) 2:52
16. 第3番 ああ、愛らしい(No.3 O Dulcis) 3:38
17. アルメ・パテル「ミサ第10番:聖母の祝日」第1曲 キリエ(Alme Pater "Messe X: Aux fetes de la Sainte - Vierge": I. (Kyrie) 1:29
18. 同 第2曲 グローリア(II. (Gloria) 3:27
19. 同 第3曲 サンクトゥス(III. (Sanctus) 1:12
20. 同 第4曲 アニュス・デイ(IV. (Agnus Dei) 1:26
21. 黙示録1.7.8 アレルヤ(1.7.8 Alleluia) 6:11

オルガン:ジョルジョ・ベナーティ(Giorgio Benati, organ)
録音:2022年10月21~22日、アルテ・チェッカート、サン・パオロ教区教会、ピエロ・サンドリ・オルガン(2007年製)

22. グレゴリオ聖歌の2つの主題による小さな前奏曲(Petit Prelude sur deux themes gregoriens)[1972] 1:14

オルガン:ジョルジョ・ベナーティ(Giorgio Benati, organ)
録音:2022年2月11~12日、2022年8月8~9日、イゾラ・デッラ・スカラ、サント・ステファノ修道院、ディエゴ・ボナート・オルガン(2007年製)

CD2 79:32
1. グレゴリオ前奏曲(Prelude Gregorien)[1979] 6:30

オルガン:ジョルジョ・ベナーティ(Giorgio Benati, organ)
録音:2022年2月11~12日、2022年8月8~9日、イゾラ・デッラ・スカラ、サント・ステファノ修道院、ディエゴ・ボナート・オルガン(2007年製)

エクスプレッション(Expressions)(1988)
2. I. 2:50
3. II. 3:46
4. III. 1:38
5. IV. 2:04
6. V. 1:46
7. VI. 3:39
8. VII. 3:27
9. VIII. 2:12
10. IX. 3:03
11. X. 3:06
12. XI. 4:27
13. XII. 2:59
14. XIII. 4:33
15. XIV. 4:01
16. XV. 3:07

オルガン:ジョルジョ・ベナーティ(Giorgio Benati, organ)
録音:2022年10月21~22日、アルテ・チェッカート、サン・パオロ教区教会、ピエロ・サンドリ・オルガン(2007年製)

8つの前奏曲(8 Preludes)(1984年)
17. 第1番-1声(No.1 - Une voix) 2:46
18. 第1番-2声(No.2 - Duo) 1:14
19. 第3番-3声(No.3 - Trio) 1:50
20. 第4番-4声(No.4 - 4 Voix) 2:51
21. 第5番-5声(No.5 - 5 Voix) 3:08
22. 第6番-6声(No.6 - 6 Voix) 3:49
23. 第7番-7声(No.7 - 7 Voix) 4:24
24. 第8番-8声 2人のオルガニストのための第3幻想曲(No.8 - 8 Voix Third fantasy for 2 organists *) 6:07

オルガン:ジョルジョ・ベナーティ(Giorgio Benati, organ)
第2オルガン:ルチアーノ・カルボーネ(Luciano Carbone*)
録音:2022年10月21~22日、アルテ・チェッカート、サン・パオロ教区教会、ピエロ・サンドリ・オルガン(2007年製)

CD3 79:48
「ハルモニウムまたはオルガンのための24の作品」(24 Pieces pour harmonium ou orgue)
第1集(1st book) [1934-36]
1. 旋法的な前奏曲(Prelude modal) 1:54
2. オマージュ(Hommage) 2:13
3. アラベスク(Arabesque) 2:46
4. フーガ(Fugue) 3:30
5. サルヴェ・レジーナへのパラフレーズ(Paraphrase sur "Salve Regina") 1:50
6. ノエルと変奏(Noel avec variations) 3:30
7. コラールと変奏(Choral, avec variations) 3:17
8. リチェルカーレ(Ricercare) 1:35
9. スケルツェット(Scherzetto) 2:27
10. トッカータ(Toccata) 1:11
11. 死者のための祈祷(Priere pour les morts *) 1:56
12. ランディーノ神父へのオマージュ(Hommage a Fr. Landino) 1:46

第2集(2nd book) [1936-39]
13. 大いなる宴をなした人が(Homo quidam) 2:38
14. アレグロ(Allegro) 2:48
15. 祈祷(Priere) 1:58
16. 華やかなコラール(Choral orne)* 2:11
17. 伝説の聖人のために / ランムールの聖トリフィーヌ(Pour une Sainte de Legende / Ste Tryphine de Lanmeur) 2:08
18. ノルウェーの主題による幻想曲(Fantaisie sur un theme Norvegien) 3:33
19. 前奏曲と小フーガ(Prelude et Fuguette) 2:07
20. 小フーガ(Fuguette) 1:35
21. 幻想曲(Fantaisie ) 3:02
22. 哀歌(Chant elegiaque) * 2:16
23. ポワン・ドルグ / フェルマータ(Point d:Orgue) 4:24
24. 即興曲(Impromptu) 2:47

ハルモニウム:ファウスト・カポラーリ(Fausto Caporali, harmonium)
録音(トラック:11, 16, 22):2022年11月16日、クレモナ、サン・ジローラモ教会、ハルモニウム(パリ、アレクサンドル・ペール&フィス 1896年製 Nr.108633)
録音(上記以外):2022年9月17日、パヴィア、シモーネ・ピエトロ・クアローニ邸、ハルモニウム(パリ、アレクサンドル・ペール&フィス 1897年製 Nr.122060)

「簡素な組曲」(Suite in Simplicitate)[1991]
25. フランス風プランジュ(Plein-jeu a la Francaise) 2:40
26. 聖母マリア(Virgo Maria) 6:06
27. 喜びを持って(Cum jubilo) 7:35

「4つの前奏曲」(4 Preludes)[1975]
28. No.1 Andante 1:03
29. No.2 Moderato 1:01
30. No.3 Allegro 0:47
31. No.4 Moderato 0:57

オルガン:ジョルジョ・ベナーティ(Giorgio Benati, organ)
録音:2022年2月11~12日、2022年8月8~9日、イゾラ・デッラ・スカラ、サント・ステファノ修道院、ディエゴ・ボナート・オルガン(2007年製)

CD4 78:30
「9つの小品」(9 Pieces)[1942-43]
1. 哀しみの歌(Chant de peine) 5:52
2. 喜びの歌(Chant de joie) 3:51
3. 平和の歌(Chant de paix) 3:12
4. 英雄の歌(Chant heroique) 4:04
5. コラール「静かな喜びの中で」(Dans une douce joie, choral) 4:07
6. コラール「深淵より我は汝に叫ぶ」(De profundis, choral) 4:24
7. コラール「わが魂は安らぎと喜びをもって旅立つ」(Mon ame cherche une fin paisible, choral) 3:33
8. 交唱への前奏曲(Prelude sur une Antienne) 4:14
9. グレゴリオ狂詩曲(Rhapsodie gregorienne) 9:24

オルガン:ファウスト・カポラーリ(Fausto Caporali, organ)
録音(トラック6のみ):2022年11月16日、クレモナ、サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂、マッシオーニ・オルガン(1984年製)
録音(上記以外):2022年10月3日、クルーゾーネ、サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂、ルファッティ・オルガン(1960年製)

10. 「哀れみ深き神よ」(Deo Gratias)[1959] 2:04
11. 「古風な様式による前奏曲」(Prelude dans le style ancien)[1968] 3:52
12. 「懇願」(Supplication)[1972] 3:14

「12のヴェルセ(短いオルガン曲)」(12 Versets)[1986]
13. 第1番 2:09
14. 第2番 1:53
15. 第3番 0:51
16. 第4番 1:17
17. 第5番 2:05
18. 第6番 2:47
19. 第7番 2:16
20. 第8番 2:40
21. 第9番 2:14
22. 第10番 2:39
23. 第11番 3:24
24. 第12番 2:11

オルガン:ジョルジョ・ベナーティ(Giorgio Benati, organ)
録音:2022年2月11~12日、2022年8月8~9日、イゾラ・デッラ・スカラ、サント・ステファノ修道院、ディエゴ・ボナート・オルガン(2007年製)

CD5 79:44
「オルガン曲集」(Organ Book)[1956]
1. I. 前奏曲(Prelude) 2:52
2. II. 田園の歌(Pastoral Song) 3:40
3. III. コラール ホ短調(Choral in e einor) 4:39
4. IV. フルート(Flutes) 3:22
5. V. ミュゼット(Musette) 2:56
6. VI. コラール ヘ長調(Choral in F) 6:11
7. VII. スケルツァンド(Scherzando) 1:58
8. VIII. アンダンティーノ(Andantino) 4:39
9. IX. 祝婚歌(Epithalamium) 6:15
10. X. パスティッチョ(Pasticcio) 3:20

「オルガンとハルモニウムのための12の小品」(Petites pieces pour orgue et harmonium)[1962]

「グレゴリオ聖歌の旋法による10のヴェルセ(短いオルガン曲)」(Dix versets dans les modes gregoriens)
11. I.第1旋法 / 終止音:ニ(1er Mode /finale in D) 1:51
12. II.第1旋法 / 終止音:変ホ(1er Mode /finale in E-flat) 1:22
13. III.第2旋法 / 終止音:イ(2nd Mode /finale in A) 2:20
14. IV.第3旋法 / 終止音:ホ(3e Mode /finale in E) 2:22
15. V.第4旋法 / 終止音:嬰ハ(4e Mode /finale in C-sharp) 1:43
16. VI.第5旋法 / 終止音:へ(5e Mode /finale in F) 1:05
17. VII.第6旋法 / 終止音:変ホ(6e Mode /finale in E-flat) 1:48
18. VIII.第7旋法 / 終止音:ニ(7e Mode /finale in D) 1:30
19. IX.第7旋法 / 終止音:変ホ(7e Mode /finale in E-flat) 1:57
20. X.第8旋法 / 終止音:ホ(8e Mode /finale in E) 2:09

「中世の様式による2つの小品」(Deux petites pieces dans le style Medieval)
21. 第1番 2:28
22. 第2番 2:14

23. 「崇拝」(Adoration)[1968] 5:56

「6つの小品」(6 Petites pieces) [1976]
24. I. トリオ(Trio) 1:58
25. II. 繰り返される音符(Notes repetees) 1:29
26. III. レガート(Legato) 2:13
27. IV. スタッカート(Staccato) 1:12
28. V. 和音(Accords) 2:29
29. VI. リズム(Rythme) 1:33

オルガン:ジョルジョ・ベナーティ(Giorgio Benati, organ)
録音:2022年2月11~12日、2022年8月8~9日、イゾラ・デッラ・スカラ、サント・ステファノ修道院、ディエゴ・ボナート・オルガン(2007年製)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2023年06月08日 00:00