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エラス=カサド&ロイヤル・ストックホルム・フィルによるヤコブ・ミュールラッド:REMS

ヤコブ・ミュールラッド

「世界最高の、最も想像力豊かなオーケストラ作曲家の一人」と評された1991年生まれの作曲家ヤコブ・ミュールラッドによる、ユダヤ教における『睡眠』からインスピレーションを受け、四分音を使用した新しい音楽の世界

1991年生まれのスウェーデンの有名な芸術音楽作曲家ヤコブ・ミュールラッドは、北欧で最も知名度の高い作曲家の一人として急速に頭角を現しています。ミュールラッドの作品は、人間の本性と世界における人間の位置を構成するもの、死すべき運命、神聖さなど、永遠の方向に視線を向けています。 ミュールラッド氏は、音楽は宇宙の基盤とつながっていると語ります。彼にとって、音楽を作ることは宗教を実践することに似ており、何よりもユダヤ人であることが彼の芸術において重要な役割を果たしています。

このアルバムでは、親密な精神的な世界、つまり『睡眠』の世界に入ります。ここでも彼は、ユダヤ教の信仰においての睡眠は、身体から切り離された魂が精神的なエネルギーを「補給」する瞬間としての睡眠にインスピレーションを受けています。さらにインドのラーガによる「四分音」が取り入れられ、オルガンのように広がるハーモニーをさまよいながら不思議な輝きが与えられます。

さらに『REMS』は、ユダヤ人の祈りや子守唄のメロディーを解釈し、具体化する試みです。その目的は、リスナーを眠りに落ち着かせることではなく、逆に、体、魂、精神が睡眠サイクルを経るプロセスのために意識を研ぎ澄まさせることです。

『REMS』の前に置かれたミュールラッドが2018年にバロック・チェロのために作曲した『Maggid』では、『REMS』のテーマとモチーフの一部となっており、大規模なオーケストラに埋め込まれた調性とリズミカルなメロディーのアイデアが先取りされています。

この『REMS』による短縮版(2023)は、2023年8月24日サントリーホールにて、マティアス・ピンチャー(指揮)東京交響楽団にて世界初演されました。
(ワーナーミュージック)

【収録内容】
ヤコブ・ミュールラッド(1991-):
『Maggid』(2018

[演奏]
ヨハンネス・ロスタモ(チェロ)

[録音]
2023年5月16日、スウェーデン、ボースダード、RAVINEN Kulturhus

『REMS』(2021)

[演奏]
パブロ・エラス=カサド(指揮)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

[録音]
2021年9月22日、スウェーデン、ストックホルム、コンサートホール

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年09月01日 12:00