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アンジョローニ&イル・グロヴィリオ/ヘンデル:歌劇《インドの王ポーロ》(3枚組)

イル・グロヴィリオ

待望の新たな全曲録音! 名歌手陣に加え、指揮者自ら重要役を歌うヘンデル「ポーロ」

1731年2月、数々の商売敵たちと共にロンドン歌劇界を賑わせていたヘンデルの《ポーロ》は王立歌劇場で初演されて成功を収め、その後も再演の機会がロンドン内外でたびたびありました。台本は当時の歌劇台本詩人の最高峰メタスタージオが、ナポリの名匠レオナルド・ヴィンチのため2年前に用意した《インドのアレッサンドロ》を転用して作られたもの。
インドを征服したアレッサンドロ(アレクサンドロス大王)に結婚を迫られる王妃クレオフィーデが、平服の戦士に扮し処刑を免れた夫王ポーロと共に生きる術を探り、万策尽きたところでアレッサンドロの寛大さに救われる……という全3幕を、名歌手マルコ・アンジョローニが自らアレッサンドロを演じつつ指揮。
伝統あるゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭でも活躍が目立つクリストファー・ローリー、躍進めざましいスペイン出身のルシア・マルティン=カルトンやジュゼッピーナ・ブリデッリらの女声勢など頼もしい歌手陣と共に、自ら2018年に結成したイル・グロヴィリオの俊才勢と作品美をよく捉えた解釈で楽しませてくれます。
《ポーロ》全曲録音はビオンディ指揮による2000年の録音と、2006年のゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭でのコンラート・ユングヘーネル指揮による録音以来。2020年代にふさわしい充実の新録音を、ヴェルサイユ宮殿の「十字軍の間」という歴史的空間の響きで味わえる待望のリリースです。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):歌劇《インドの王ポーロ》HWV 28(全3幕)
台本: ピエトロ・メタスタージオ(1698-1782)

【演奏】
ポーロ…クリストファー・ローリー(カウンターテナー)
クレオフィーデ…ルシア・マルティン・カルトン(ソプラノ)
アレッサンドロ…マルコ・アンジョローニ(テノール)
エリセーナ…ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)
ガンダルテ…ポール=アントワーヌ・ベノス=ディアン(カウンターテナー)
ティマジェーネ…アレッサンドロ・ラヴァジオ(バス)

イル・グロヴィリオ(古楽器使用)
ノラ・ダルガザンティ(チェンバロ、オルガン)
マルコ・アンジョローニ(指揮)

【録音】
2023年3月20-26日 ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」

総収録時間: 129分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年02月16日 00:00