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Naxos~2024年5月第1回発売新譜情報(5タイトル)

シルヴェストロフ

今回はシルヴェストロフの“ヴァイオリンと管弦楽のための交響曲「献呈」”に、マナコルダ&フランクフルト歌劇場管によるマイアベーアの“歌劇《アフリカの女(ヴァスコ・ダ・ガマ)》”の2013年の比較校訂版を使用した演奏、ロベルト・フックスのヴァイオリン・ソナタ第4番~第6番などCD5タイトルがリリースされます。

ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):献呈/後奏曲
ヤヌシュ・ヴァヴロフスキ(ヴァイオリン)、クリストファー・リンドン=ジー(指揮)リトアニア国立交響楽団

現在ベルリンで生活を送るキーウ出身の作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフ。活動の初期の頃は前衛的な作品を書いていたものの、1974年にソ連作曲家同盟から除名されてしまい公の場での活躍が難しくなりました。彼はこの頃から作風を変換、後期ロマン派を思わせる美しい響きを用いた懐古的な作品を書き始め、これらは現在までに多くの人に愛されています。このアルバムに収録されているのは、彼の6番目の交響曲にあたる「献呈」と80年代の代表作の一つ「後奏曲」の2作。「献呈」はシルヴェストロフの親友でもあるヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルのために作曲され、ミュンヘンでクレーメルによって初演されました。冒頭こそ不協和音に満ちていますが、曲の白眉はマーラーのアダージェットを思わせる最終楽章にあり、自身の演奏の録音を聴いたクレーメルが思わず「映画『ヴェニスに死す』の世界のようだ」と叫んだというほどに、安らぎと憧れに満ちた世界が広がります。「後奏曲」も冒頭こそ十二音音楽を思わせる激しい曲想ですが、少しずつピアノの優しく懐かしい響きが曲を支配し、最後は静寂の中に音が消えていきます。どちらもシルヴェストロフらしい、調性や伝統的な旋法を用いながらも、ドラマティックさと抒情性が交錯する独自の作風で書かれています。
「献呈」でヴァイオリンを演奏するのはポーランドの名手ヤヌシュ・ヴァヴロフスキ。ポーランド現代作品の初演を数多く行うとともに、録音でも高く評価されており、このアルバムでも1685年製の銘器ストラディヴァリを駆使して,美しい音色でシルヴェストロフの音楽を歌い上げています。
(ナクソス・ジャパン)

ジャコモ・マイアベーア(1791-1864):歌劇《アフリカの女(ヴァスコ・ダ・ガマ)》(3枚組)
アントネッロ・マナコルダ(指揮)フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団

マイアベーアの最後のグランド・オペラとなった《アフリカの女》。もともとポルトガルの航海士をモデルにした《ヴァスコ・ダ・ガマ》として構想し、大合唱やバレエを含む壮大な作品として書き上げましたが、完成直後にマイアベーアは初演を観ることなく死去。そのためリハーサルを行ったフランソワ=ジョゼフ・フェティスがカットを施すなど作品を改訂し、台本も変更、タイトルを《アフリカの女》と改め初演を行いました。
現在はマイアベーアの原案通り《ヴァスコ・ダ・ガマ》のタイトルで上演されることもありますが、この上演では一般的なタイトルの《アフリカの女》も併記されています。ただし、使用したスコアは2013年に作成された比較校訂版で、オリジナルのスコアと、未完で遺された膨大な素材をもとにしたマイアベーアの当初の意図を反映したものとなっています。
この演奏ではバリトンからテノールまで広い音域を持つ「バリテナー」として人気を集めるマイケル・スパイアーズに注目。有名な第4幕のアリア「おお、天国よ」を美しい声で聴かせます。クラウディア・マーンケとキルステン・マキノンなど女声陣も充実。指揮のマナコルダは古典派・ロマン派の交響曲録音で注目されていますが、オペラでの活躍はそれ以上で、メトロポリタン、コヴェント・ガーデン、ウィーン、バイエルンなどの名門歌劇場で高く評価されています。
(ナクソス・ジャパン)

ロベルト・フックス(1847-1927):ヴァイオリン・ソナタ第4番 - 第6番
チョン・ヘジン(ヴァイオリン)、ウォーレン・リー(ピアノ)

ウィーン音楽院(現ウィーン国立音楽大学)における音楽理論の教授としてマーラーやヴォルフ、シベリウスなど多くの門弟を育てる傍ら、管弦楽曲や室内楽曲など数多くの作品を書きあげたロベルト・フックス。彼は6曲のヴァイオリン・ソナタを残しており、このアルバムには第4番から第6番までが収録されています。3つの作品は1905年から1915年までの10年間にわたって書かれた円熟期のもの。ゆったりとした第1楽章で始まる第4番、深い抒情性を湛えた第2楽章がひときわ耳に残る第5番、全曲にわたって憂愁な雰囲気が漂う第6番と曲の性格もそれぞれ。ブラームスをも感嘆させたという卓越した作曲技術に支えられた見事な筆致で書かれ、どの曲も緻密な構成を持つとともに、時に半音階和声も用いられるなど変化に富んだ旋律が魅力的です。
演奏しているチョン・ヘジンは香港舞台芸術アカデミー(HKAPA)で西崎崇子に学び、その後はモスクワでセルゲイ・クラフチェンコに師事し数々のコンクールで入賞したヴァイオリニスト。豊かな表現力と美しい音色が特徴です。
(ナクソス・ジャパン)

『Folk Tales 2 民話 第2集』~イギリスとアイルランドの小品集
ジェラルド・ペレグリン(チェロ)、アンソニー・イングラム(ピアノ)、リンダ・オコーナー(ヴァイオリン)

ジェラルド・ペレグリンとアンソニー・イングラムは、第1集(8.574035)に続くこのアルバムで、ヨーロッパの伝統と英国民謡の融合を図った20世紀イギリスの作曲家たちが模索した「新しい英国音楽」を更に探求。伝承曲からあまり耳にすることのない曲まで様々な曲を紹介しています。アルバムの中にはペレグリンがコロナ禍のパンデミック中に各種施設で行ったコンサートで披露した曲も含むなど、心の琴線にふれる詩的な小品を聴くことができます。前作はチェロとピアノの二重奏曲のみが選曲されていましたが、今作ではヴァイオリニストでアレンジャーのリンダ・オコーナーも演奏に加わり、ピアノ・ソロから三重奏、チェロとヴァイオリンのデュオなど多彩な編成も楽しめます。
(ナクソス・ジャパン)

NAXOS GREAT COMPOSERS IN WORDS AND MUSIC
大作曲家 リヒャルト・ワーグナー

1-28. 朗読と音楽で綴る生涯
デイヴィニア・キャディ作
ニコラス・ボールトン(朗読)

多額の借金、人妻との不貞など当時の人々が驚くほどの破天荒な生涯を送るなかで、自らが仕上げた台本に基づく数多くの楽劇を書き上げ、その作品を上演するためにバイロイト祝祭劇場を設計、完成させたリヒャルト・ワーグナー。彼の類い稀なる才能は、音楽だけにとどまらず文筆家、理論家としても高く評価され、19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼし、当時の文化の礎となったほどです。
このアルバムには、天才ならではの彼の苦悩とそれを取り巻く人々の姿を描いた伝記とともに、若き彼に影響を与えたベートーヴェンの弦楽四重奏曲から、自作の交響曲や初期の歌劇をはじめ、《さまよえるオランダ人》、《トリスタンとイゾルデ》、《ローエングリン》、《ニーベルングの指環》、《パルジファル》などの名作からの抜粋が収録されています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年03月29日 00:00