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チッルッフォ&カリアリ歌劇場管/チレア:歌劇《グロリア》~世界初映像化!

チレア:歌劇《グロリア》

フランチェスコ・チレア最後の名作歌劇《グロリア》新星アナスタシア・バルトリが題名役! 世界初映像化!

舞台は聖職者叙任権を巡るゲルフ(教皇派)、ギベリン(皇帝派)の対立抗争に揺れる14世紀のイタリア。ゲルフの支配するシエナに潜入したリオネット(ギベリンの司令官)は、シエナの首長アクイランテの娘グロリアに、一緒に逃げようと誘います(二人は相思相愛の仲)。ためらうグロリアの手を引いて、リオネットはシエナ攻略のため近郊に布陣しているギベリンの陣地に脱出します。その陣地にグロリアの兄バルドが変装して訪れ、グロリアにリオネットを暗殺するよう命じます……

チレアがその生涯に作曲した5作のオペラで最大のヒット作となった《アドリアーナ・ルクヴルール》(1902年)につづき、作曲家が取り組んだのが、歌劇《グロリア》。1908年のミラノ・スカラ座での初演(トスカニーニ指揮)は失敗に終わり、作曲家は筆を折ってしまいます。しかしその後、パレルモやナポリで教育者としての活動を続けていたチレアは、音楽出版社の強い要請を受けて、このオペラに大幅な改訂を施し、1932年にナポリで上演。この上演は好評を得たものの、イタリアの時局の影響もあって、歌劇場のレパートリーとして定着することはありませんでした。

本作は、埋もれた歌劇作品の蘇演を旺盛に展開するサルデーニャのカリアリ歌劇場の新制作。イタリア・オペラの伝統を受け継いだ流麗なカンタービレと、洗練された色彩的な管弦楽法が印象的なチレア晩年の名作を取り上げました。
表題役を歌うのは2021年東京・春・音楽祭のリッカルド・ムーティ指揮《マクベス》のマクベス夫人役で日本デビューを果たした新星アナスタシア・バルトリ。ドラマティックでありながら、優れた歌唱技術に裏づけられた清冽な表現が光る知性派ソプラノです。
リオネット役は、伸びやかで輝かしい歌声を持ち、新国立劇場の《トスカ》《アイーダ》《アンドレア・シェニエ》《オテロ》に題名役で出演し、日本でもお馴染みのカルロ・ヴェントレ。
さらに世界の檜舞台で活躍するヴェルディ・バリトンのフランコ・ヴァッサッロ(バルド役)が、暗い情念を歌う敵役として見事な歌唱を聴かせます。

アントニオ・アルバネーゼの演出は、時代設定を中世から古代イタリアに置き換えたスペクタクルな舞台づくり。近現代の作品を中心レパートリーとするフランチェスコ・チッルッフォが導くカリアリ歌劇場のオーケストラが、チレアによる虹色に輝くカンタービレと精緻な響きを活かしながら、優れた歌唱陣と共に作曲家最後の歌劇に新たな光をもたらしています。
(ナクソス・ジャパン)

ブルーレイ

収録時間:92分
音声:イタリア語
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語
画角:16:9 NTSC All Region
Blu-ray…片面単層ディスク 1080i High Definition

 

DVD

収録時間:92分
音声:イタリア語
PCMステレオ 2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)
字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語
画角:16:9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク

 

【演目】
フランチェスコ・チレア(1866-1950):歌劇《グロリア》
3幕のドランマ・リリコ
台本:アルトゥーロ・コウラッティ(改訂台本:エットレ・モスキーノ)
原作:ヴィクトリアン・サルドゥ『憎悪』

【出演】
グロリア……アナスタシア・バルトリ(ソプラノ)
リオネット……カルロ・ヴェントレ(テノール)
バルド……フランコ・ヴァッサッロ(バリトン)
アクイランテ……ラマス・チクヴィラゼ(バス)
司教……アレッサンドロ・アビス(バス)
シエナの女……エーレナ・スキッル(ソプラノ)
伝令……アレッサンドロ・フラボッタ(バス) 他

カリアリ歌劇場管弦楽団&合唱団
(合唱指揮:ジョヴァンニ・アンドレオーリ)
指揮:フランチェスコ・チッルッフォ

演出:アントニオ・アルバネーゼ
美術:レイラ・フタイタ
衣装:カローラ・フェノッキオ
照明:アンドレア・レッダ

映像監督:マッテーオ・リッケッティ

カリアリ歌劇場新制作

【収録】
2023年2月15、17、19日 カリアリ歌劇場(イタリア)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年04月04日 00:00