Ariana Grande（アリアナ・グランデ）、「次世代の10人のリーダー」に選出。マンチェスター事件について初めて口を開く

新曲“No Tears Left To Cry”が話題を呼んでいるAriana Grande。アメリカの雑誌「TIME」誌による「次世代の10人のリーダー」に女性アーティストで唯一選出されるなど社会的影響力も日に日に増してきている彼女が、同誌のインタビューにて初めてメディアでマンチェスター事件について自分の気持ちを語った。

事件の直後には自身の呼び掛けで数々の著名アーティストが参加した慈善コンサートを開催し、テロに屈さない姿でマンチェスター市民のみならず世界中に勇気と希望を与えた。しかし今回のインタビューでは、「音楽とは本来、世界中で一番安全なものであるべきなのよ」、「だからこそ、今も毎日、私の心にそれが重くのしかかっているんだと思う」、「私に改善できることが、もっとあったらいいのにと思う。時間が経つにつれ、こういったことはもっと語り易くなるだろうとか、折り合いが付けられるようになるとか、一般的には思われているでしょ。でも私は毎日、そういった安らかな気持ちが訪れるのを待っているけれど、まだとても辛くて苦しくて」など、勇気ある行動の裏に隠された悩みや葛藤、この事件が自身に与えた影響、現在の思いなどを語っている。

また、事件の起きた日である現地時間22日には、自身のSNSで「私は今日、そして毎日、皆さんのことを考えています（蜂マーク（※））。皆さんのことを全身全霊で愛すると同時に、今日というこの深く考えさせられる日に、皆さんに光と温もりを送ります。」（※蜂＝英 マンチェスター市民を指すシンボル）とのメッセージも投稿している。

thinking of you all today and every day 🐝 I love you with all of me and am sending you all of the light and warmth I have to offer on this challenging day

— Ariana Grande (@ArianaGrande) 2018年5月22日

なお、Ariana Grandeは現在4枚目のアルバムを制作中とのこと。様々な困難を経験し、今もなお戦い続ける彼女がどのようなメッセージをこの作品に込めるのか、世界の注目が集まっている。