「加山雄三密着!最後のステージ」、1月28日放送決定

加山雄三
（C）NHK

「加山雄三密着!最後のステージ」が1月28日にNHK BSプレミアムにて放送されることが決定した。

歌手として、俳優として、長年多くのファンを魅了してきたが、昨年2022年の「NHK紅白歌合戦」を最後に、コンサート活動から引退した加山雄三。理想とする歌声が出なくなったからだ。ここ数年、脳梗塞に小脳出血という大病を患い、苦しいリハビリを乗り越え、一昨年にステージに復帰した際には「歌は本当に楽しい」と取材カメラに笑顔で答えていた。その後もファンに元気な姿を見せたいとステージに立ち続けたが、思い通りに歌えないという悩みは、若大将の心の中で次第に大きくなっていった。

本番組では、長年続けてきた「飛鳥Ⅱ」での最後のコンサート、そして気心知れたバンド仲間との食事会、最後のステージに挑む若大将の姿にカメラが密着する。さらに、加山を敬愛してやまないミュージシャンたちにも取材。EXILE ATSUSHIや高見沢俊彦（THE ALFEE）が語る、知られざる若大将のすごさとは。また、本番組のナレーションはmiwaが担当。最後の花道である「NHK紅白歌合戦」に出場したときの舞台裏も紹介する。

■加山雄三コメント
僕は「関心、感動、感謝」を人生の三“カン”王として座右の銘にしてきましたが、３年前に小脳出血で倒れてからは「感謝」の気持ちを特に大事にするようになりました。去年12月に「飛鳥 II」で開催された最後のコンサートでは、ファンのみなさんの声援を受け、自分が持っている以上の力が出せたと感じています。
ファンの皆さんには「ここまで応援してくれてありがとう！」と感謝の気持ちでいっぱいですし、本当に幸せな時間でした。歌を通して会場全体が一つになる喜びは、何にも変え難いものです。そんな僕の姿を、今回の番組を通じて感じてもらえたらとてもうれしいです。

■miwa コメント
この度、加山さんのドキュメンタリー番組のナレーションを務めさせていただき、本当に光栄です。
私にとって加山さんはシンガーソングライターの大先輩で、ずっと尊敬してきました。
初めてVTRを見させていただいたときには、感動して涙が止まりませんでした。
その思いを皆さんに届けられたらうれしいです。

加山雄三

（C）NHK