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road through biased fields by Ametsub(第4回)

連載
皿えもん
公開
2011/12/12   19:00
更新
2011/12/12   19:00
テキスト
文/Ametsub


アーティストが各テーマに沿ったお皿(CD)を紹介する連載! 作品ごとに良作を発表し続けているにも関わらず、なかなかスポットを浴びない……そんなアーティストたちを、Ametsubが独断と偏見で紹介します!!







[ 今月の一枚 ] DUB TRACTOR 『Sorry』 City Centre Offices

 

コペンハーゲンで活躍中のアンダース・レマーによるソロ・プロジェクト。

モーのピープル・プレス・プレイや、スケープのシステムのメンバーでもあり、
これまでホビー・インダストリーズなど数多くのレーベルから作品をリリース。
2001年には、その当時ビョークにも楽曲を提供していたオピエイトとのコラボレーションLPを発表し、注目を集めたアーティストです。

エレクトロニカの名門レーベル、シティ・セントレからはこれまで3枚の作品をリリース。
個人的には、そのなかでもっとも新しいアルバム『Sorry』をお勧め致します。

その名前の通り、彼特有のダブ処理はアナログ機材をふんだんに使用し、
現在多用されているPCベースでの作曲法ではまず再現できない温かみのある音質や、
目の前で音が鳴っているかのような透明感を生み出しています。

太くて力強い一音一音と、その場の空気を吸収したようなザラついた肌触りは、
なんとも気持ちの良いサウンドを聴かせてくれ、これからの季節にぜひ薦めたい一枚です。

 

▼文中に登場したアーティストの作品

 



PROFILE/Ametsub


東京を拠点に活動する電子音楽家。現在までに2枚のフル・アルバムを発表しており、2作目『The Nothings of The North』(PROGRESSIVE FOrM)は、坂本龍一の〈2009年のベスト・ディスク〉にも選出され、ドイツのミル・プラトーからもリリースされている。その他にも、リミキサーや DJ、Jimanica(d.v.d、world's end girlfriend)とのコラボ作品の発表をはじめ、多岐に渡って活動中。今後は12月16日(金)に東京・代官山UNITで開催されるフローティング・ポインツの日本公演や、12月17日(土)に東京・渋谷WOMBでのイヴェント〈REPUBLIC〉に出演予定。その他、最新のスケジュールについてはオフィシャルサイトをご覧ください。

 

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