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アーティスト詳細

アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ

プロフィール

ピアニスト。1920年イタリア、オルツィヌオーヴィ生まれ。1995年6月12日、スイスのルガーノにて没。4歳から音楽を学び始め、ヴェルディ音楽院ではヴァイオリンも習得。卒業後ソロ活動を始めるが、並行して医学も学んでいる。39年第1回ジュネーヴ国際コンクールで1位を獲得して注目を集め、マルティーニ音楽院の教授に就任。戦後は46年ロンドンでセンセーショナルなデビューを果たした。独特なカリスマ性を備えた完璧主義者で、その演奏は妥協を許さない芸術理念に支えられており、そのために録音嫌いとしても有名であった。また、コンサートのキャンセルの多さでも知られていた。ピアノの調律にもひときわ神経質で、世界中どこのコンサートにも、愛用のスタインウェイのコンサート・グランドと、専属の調律師を同伴した。一方、教育活動には熱心で、各地で教鞭をとっている。1964年、故郷のブレーシア国際ピアノ・コンクールを創始し、自ら芸術監督を務めた。若き日にコルトーをして「新しいリストの誕生」と言わしめたように、ロマン派の演奏に優れた才能を発揮したが、ドビュッシーを初めとする印象派の作品にも豊かな霊感を感じさせた、20世紀を代表するピアニストであった。

2012/08/30 (2015/01/16更新) (CDジャーナル)

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