ボベスコ名演集~ベートーヴェン, モーツァルト, 小品集, 他<タワーレコード限定>
開催期間:2024年3月27日(水)0:00~3月30日(土)23:59まで!
[※期間中のご予約・お取り寄せ・ご注文が対象 ※店舗取置・店舗予約サービスは除く]
商品の情報
フォーマット |
CD |
---|---|
構成数 |
3 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2015年10月07日 |
---|---|
規格品番 |
PROC-1890 |
レーベル |
|
SKU |
4988031114940 |
商品の説明
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも複数採用)
※ 解説:板倉重雄、遠藤勝彦氏、解説書合計8ページ
作品の情報
商品の紹介
名女流ボベスコ、名録音技師レナーを招いて日本で制作された名盤を、既発のフランク&ドビュッシーを除き3枚に集成!
1980年1月、ルーマニア出身の女性ヴァイオリニスト、ローラ・アンナ=マリア・ボベスコ(1921~2003)は音楽事務所ではなく、地方に点在する熱心なファンの招聘で初来日しました。ルーマニア出身で、フランスで音楽教育を受け、ベルギーで演奏活動と教育活動を行っていたボベスコは、フランコ=ベルギー派の演奏伝統を受け継ぎ、守り抜いたヴァイオリニストであり、技巧的に完璧で、力強く立派な演奏を行う世界的大家とは異なる、長い演奏伝統に裏打ちされた気品と魅惑が彼女の演奏と舞台姿に備わっていました。1980年のボベスコの初来日公演は大きな話題を呼び、翌1981年4月には早くも2度目の来日が実現。当時フィリップス・レコードを発売していた日本フォノグラム株式会社は彼女の録音を企画し、米テラーク・レコードから録音技師のジャック・レナーを招いて、3度目の来日時の1981年9月9日から19日にかけて埼玉県新座市民会館でLP5枚分のデジタル録音を行いました。今回、既発売のフランクとドビュッシ-のソナタ(CD品番:PROC-1818で2015年7月に発売)を除く全曲目をCD3枚に収録しました。これらすべての演奏はボベスコのパリ音楽院時代の同窓生、ピアノのジャック・ジャンティ(1921~)とのデュオによるものであり、二人はパリ音楽院時代からデュオを組み、1948年には結婚するが後に離婚。しかし離婚後もデュオを続けた長年の共演者です。二人は、学生時代にモーツァルトのヴァイオリン・ソナタのレッスンを受けるために、1946年4月13日、大作曲家プーランクを訪ねました。プーランクは二人のモーツァルト演奏を気に入り、自作のヴァイオリン・ソナタの楽譜を渡し、演奏することをすすめたとのこと。<DISC2>に両作曲家のヴァイオリン・ソナタが入っています(モーツァルト3曲のあと、プーランクを収録)。溌剌としてエレガントなモーツァルト、そして1936年に銃殺されたスペインの作家、ガルシア・ロルカの思い出に捧げられたプーランクの美しい抒情と痛切な嘆き。ボベスコは第2楽章に引用されたロルカの詩句「ギターは夢を泣かせる」を何度も呟いてから録音を始めたと言われています。彼女の比較的珍しいレパートリー、ベートーヴェンでの熱気に溢れた表情豊かな演奏、得意とするルクーでの波打つような情感と洗練された気品の両立、そしてリラックスした雰囲気の中で1曲1曲が個性的に輝き、ときに優美な表情を浮かべる小品の数々…。この3枚組にはリサイタルで示したボベスコの魅力がいっぱいに詰まっている、と言っても過言ではないでしょう。尚、ブックレット解説書には、新規で序文解説を掲載しました。
1980年1月、ルーマニア出身の女性ヴァイオリニスト、ローラ・アンナ=マリア・ボベスコ(1921~2003)は音楽事務所ではなく、地方に点在する熱心なファンの招聘で初来日しました。ルーマニア出身で、フランスで音楽教育を受け、ベルギーで演奏活動と教育活動を行っていたボベスコは、フランコ=ベルギー派の演奏伝統を受け継ぎ、守り抜いたヴァイオリニストであり、技巧的に完璧で、力強く立派な演奏を行う世界的大家とは異なる、長い演奏伝統に裏打ちされた気品と魅惑が彼女の演奏と舞台姿に備わっていました。1980年のボベスコの初来日公演は大きな話題を呼び、翌1981年4月には早くも2度目の来日が実現。当時フィリップス・レコードを発売していた日本フォノグラム株式会社は彼女の録音を企画し、米テラーク・レコードから録音技師のジャック・レナーを招いて、3度目の来日時の1981年9月9日から19日にかけて埼玉県新座市民会館でLP5枚分のデジタル録音を行いました。今回、既発売のフランクとドビュッシ-のソナタ(CD品番:PROC-1818で2015年7月に発売)を除く全曲目をCD3枚に収録しました。これらすべての演奏はボベスコのパリ音楽院時代の同窓生、ピアノのジャック・ジャンティ(1921~)とのデュオによるものであり、二人はパリ音楽院時代からデュオを組み、1948年には結婚するが後に離婚。しかし離婚後もデュオを続けた長年の共演者です。二人は、学生時代にモーツァルトのヴァイオリン・ソナタのレッスンを受けるために、1946年4月13日、大作曲家プーランクを訪ねました。プーランクは二人のモーツァルト演奏を気に入り、自作のヴァイオリン・ソナタの楽譜を渡し、演奏することをすすめたとのこと。<DISC2>に両作曲家のヴァイオリン・ソナタが入っています(モーツァルト3曲のあと、プーランクを収録)。溌剌としてエレガントなモーツァルト、そして1936年に銃殺されたスペインの作家、ガルシア・ロルカの思い出に捧げられたプーランクの美しい抒情と痛切な嘆き。ボベスコは第2楽章に引用されたロルカの詩句「ギターは夢を泣かせる」を何度も呟いてから録音を始めたと言われています。彼女の比較的珍しいレパートリー、ベートーヴェンでの熱気に溢れた表情豊かな演奏、得意とするルクーでの波打つような情感と洗練された気品の両立、そしてリラックスした雰囲気の中で1曲1曲が個性的に輝き、ときに優美な表情を浮かべる小品の数々…。この3枚組にはリサイタルで示したボベスコの魅力がいっぱいに詰まっている、と言っても過言ではないでしょう。尚、ブックレット解説書には、新規で序文解説を掲載しました。
タワーレコード
(2015/09/09)
収録内容
構成数 | 3枚
【収録曲】
<DISC1>
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
1. ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 《春》
2. ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47 《クロイツェル》
<DISC2>
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
3. ヴァイオリン・ソナタ 第34番 変ロ長調 K.378 (317d)、
4. ヴァイオリン・ソナタ 第40番 変ロ長調 K.454
5. ヴァイオリン・ソナタ 第28番 ホ短調 K.304 (300c)
フランシス・プーランク:
6. ヴァイオリン・ソナタ 《ガルシア・ロルカの思い出》
<DISC3>小品集(全10 曲):
7. ヘンリク・ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番 ニ長調 作品4
8. ジュール・マスネ(編曲:M.P.J.マルシック):タイスの瞑想曲
9. ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(編曲:P.L.マルシック):アレグロ
10. セサル・アンリ・ジャック・エスペホ:古風なスタイルによる2 つの小品から 第1曲:アンダンティーノ、第2 曲:プレスト
11. トマーゾ・アントニオ・ヴィターリ:シャコンヌ
12. ジャン・アントワーヌ・ピアニ・デプラーヌ(編曲:T.ナシェ):イントラーダ
13. アントニン・ドヴォルザーク:4 つのロマンティックな小品から 第1番 変ロ長調 作品75 の1
14. モーリス・ラヴェル:ハバネラ形式の小曲
15. イオン・スカルラテスク:バガテル
ギョーム・ルクー:
16. ヴァイオリン・ソナタ ト短調
【演奏】
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)、 ジャック・ジャンティ(ピアノ)
【録音】
1981年9月9-19日 埼玉県、新座市民会館
【原盤】
Philips
<DISC1>
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
1. ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 《春》
2. ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47 《クロイツェル》
<DISC2>
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
3. ヴァイオリン・ソナタ 第34番 変ロ長調 K.378 (317d)、
4. ヴァイオリン・ソナタ 第40番 変ロ長調 K.454
5. ヴァイオリン・ソナタ 第28番 ホ短調 K.304 (300c)
フランシス・プーランク:
6. ヴァイオリン・ソナタ 《ガルシア・ロルカの思い出》
<DISC3>小品集(全10 曲):
7. ヘンリク・ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番 ニ長調 作品4
8. ジュール・マスネ(編曲:M.P.J.マルシック):タイスの瞑想曲
9. ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(編曲:P.L.マルシック):アレグロ
10. セサル・アンリ・ジャック・エスペホ:古風なスタイルによる2 つの小品から 第1曲:アンダンティーノ、第2 曲:プレスト
11. トマーゾ・アントニオ・ヴィターリ:シャコンヌ
12. ジャン・アントワーヌ・ピアニ・デプラーヌ(編曲:T.ナシェ):イントラーダ
13. アントニン・ドヴォルザーク:4 つのロマンティックな小品から 第1番 変ロ長調 作品75 の1
14. モーリス・ラヴェル:ハバネラ形式の小曲
15. イオン・スカルラテスク:バガテル
ギョーム・ルクー:
16. ヴァイオリン・ソナタ ト短調
【演奏】
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)、 ジャック・ジャンティ(ピアノ)
【録音】
1981年9月9-19日 埼玉県、新座市民会館
【原盤】
Philips
-
1.[CD]
-
2.[CD]
-
3.[CD]
カスタマーズボイス
投稿日:2020/05/13
ボベスコが来日した際に録音された録音を集めたものでいずれも甲乙付けがたいものだが中でもルクーのソナタはグリュミオーと双璧をなすものではないだろうか。24歳という若さで亡くなったルクーの叙情あふれる名曲を聴くならボベスコがおすすめです。
投稿日:2015/10/30
ボベスコの日本録音の集成がこうして、きちんとなされたことは、タワーレコードならではの立派な仕事であり、ヴァイオリン愛好の士のひとりとして、大いに賞賛したいと思います。ボベスコの来日に関わった、今は亡き上田應輔さん(輸入レコード店の主人)も、さぞ喜ばれるかと。それにしても、ボベスコのあの静かなる人気が、これだけの録音を日本で実現させたことは、小さな驚きです。ゆっくり味わいます。
ニュース & 記事
ポイント15倍
342pt
販売価格(税込)
¥ 2,515
販売中
在庫あり
発送までの目安:当日~翌日
カートに入れる