フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2017年02月28日 |
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規格品番 |
4796979 |
レーベル |
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SKU |
028947969792 |
ロマン派のピアノ三重奏曲の中でも、とりわけ高い人気を誇るラフマニノフの2曲の「悲しみの三重奏曲」。19歳の時に作曲されたスラヴ的要素の強い第1番もさることながら、チャイコフスキーの訃報を受けて作曲された第2番は、先人への思いが込められた深い感情表現が必要とされる名作です。名手ギドン・クレーメルがこの曲を演奏するために仲間として選んだのは、若手ピアニストNo.1の人気と実力を誇るダニール・トリフォノフとクレメラータ・バルティカの首席奏者でもあるチェリスト、ディルヴァナウスカイテ。クレーメルは「自分にとって、演奏家であることは常に天職でした。そして演奏する音楽が感情的に聞こえる事を避けてきました。音楽は私からエネルギーを引き出す源であり、私はこのエネルギーを伝えたいと思います」と語り、彼が選んだ仲間たちと共に、ラフマニノフ作品の華麗な音楽効果を追求するのではなく、あくまでも音楽に隠された真実やメッセージを明らかにする事に大切にして、素晴らしい演奏を繰り広げています。添えられた「祈り」はピアノ協奏曲第2番の第2楽章をクライスラーが編曲した小品。クレーメルとトリフォノフの親密な会話が楽しめます。
ユニバーサル・ミュージック/IMS
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:07:00
【曲目】
1) ラフマニノフ(クライスラー編):祈り,
2) ラフマニノフ: 悲しみの三重奏曲第2番ニ短調Op.9,
3) ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番ト短調
【演奏】
ダニール・トリフォノフ(ピアノ),
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン),
ギードレ・ディルヴァナウスカイテ(チェロ:2, 3)
【録音】
2015年5月, ルクセンブルク、エヒタナハ・カルチャーセンター「Trifolion」
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1.[CD]
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1.Preghiera
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2.Trio elegiaque No. 2 in D minor Op. 9: 1. Moderato - Allegro vivace
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3.Trio elegiaque No. 2 in D minor Op. 9: 2. Quasi variazione
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4.Trio elegiaque No. 2 in D minor Op. 9: 3. Allegro risoluto - Moderato
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5.Trio elegiaque No. 1 in G minor Lento lugubre - Piu vivo
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70歳となった巨匠・クレーメルが奏でる音楽の世界は益々深みを帯び続けている。この先、一体どのような演奏を私たちに届けてくれるのか。本作のトリフォノフとの共演を聴いてしまうとその期待と楽しみは募るばかりだ。二人の一糸乱れぬ駆け引きは見事。互いの技巧と表現力を尊重しながら新しい「音」を響きだしている。一音一音の強弱も決して大きくなく、小さくもなく…まるで聴き手の心を眼の前で感じとっているかのようだ。時に激しく、時に甘美さ漂う心地よい演奏。共に演奏家として、それぞれその才能を認め合う彼らだからこそ生み出された音楽である。
intoxicate (C)飛田陽海タワーレコード (vol.127(2017年4月10日発行号)掲載)
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