フォーマット |
CD |
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構成数 |
13 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
ボックス |
発売日 |
2018年03月30日 |
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規格品番 |
9029568158 |
レーベル |
|
SKU |
190295681586 |
ワーナーミュージック・ジャパン
構成数 | 13枚
合計収録時間 | 00:00:00
【曲目】
《CD1》
1) モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364、
[演奏]
ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)
アルミン・ジョルダン(指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団、
[録音]
1980年
2) ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」Op.16、
[演奏]
ミシェル・プラッソン(指揮)
トゥールーズ・キャピトール管弦楽団[録音]1991年、
《CD2》
1) モーツァルト:ケーゲルシュタット・トリオK.498、
2) モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563、
3) ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア、
[演奏]
ミシェル・ポルタル(クラリネット:1)、
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ:1)、
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン:2,3)、
ゲイリー・ホフマン(チェロ:2)
[録音]
1995年(1)、1990年(2)、1993年(3)、
《CD3》
1) ベルリオーズ(リストによるヴィオラ&ピアノ版):交響曲「イタリアのハロルド」Op.16、
2) リスト:忘れられたロマンス S.132a、
3) フンメル:ヴィオラ・ソナタ 変ホ長調Op.5-3、
[演奏]
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)
[録音]
1986年、
《CD4》
1) ブルッフ:クラリネットとヴィオラのための協奏曲ホ短調Op.88、
2) ブルッフ:クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための8つの小品Op.83、
3) ブルッフ:ヴィオラと管弦楽のためのロマンス ヘ長調Op.85、
4) ヘルツォーゲンベルク:ヴィオラとピアノのための3つの伝説Op.62、
[演奏]
ポール・メイエ(クラリネット:1,2)、
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ:2)、
ヴァディム・グラドコフ(ピアノ:4)、
ケント・ナガノ(指揮)
リヨン国立歌劇場管弦楽団(1,3)、
[録音]
1988年(1,3)、1989年(2)、2005年(4),
《CD5》
1) ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲ニ長調、
2) フンメル:ヴィオラと管弦楽のための幻想曲、
3) ヨーゼフ・シューベルト:ヴィオラ協奏曲ハ長調、
4) ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド Op. 35,
5) モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏第1番ト長調K.423、
[演奏]
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン:5)、
ジェラール・コセ(指揮)
モンペリエ=モスクワ・ソロイスツ(1-4),
[録音]
1993年、
《CD6》
1) ヒンデミット:ヴィオラと弦楽合奏のための葬送音楽、
2) ヒンデミット:無伴奏ヴィオラのためのソナタ第1番Op.25、
3) ヒンデミット:古い民謡の旋律によるヴィオラ協奏曲「白鳥を焼く男」、
4) モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏第2番変ロ長調K.424、
[演奏]
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン:4)、
テオドール・グシュルバウアー(指揮)
ストラスブール・フィルハーモニア管弦楽団(1.3)
[録音]
1995年(1-3)、1993年(4),
《CD7》
1) ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、
2) ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2、
3) ブラームス:2つの歌 Op.91、
[演奏]
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)、
ナタリー・シュトゥッツマン(アルト:3)
[録音]
1984年、
《CD8》
1) シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821、
2) ベートーヴェン:ヴィオラとピアノのためのノットゥルノ Op.42、
3) ライネッケ:ヴィオラとピアノのための3つの幻想的小品 Op.43、
4) シューマン:おとぎの絵本 Op. 113、
[演奏]
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ:1-3)、
ジャン・ユボー(ピアノ:4)
[録音]
1994年(1-3)、1979年(4),
《CD9》
1) メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲第1番イ長調Op.18、
2) メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲第2番変ロ長調Op.87、
3) シューマン:おとぎ話 Op. 132、
[演奏]
ヴィオッティ四重奏団(1,2)、
ジャン・ユボー(ピアノ:3)、
ヴァルター・ブイケンス(クラリネット:3)、
[録音]
1983年(1.2)、1979年(3),
《CD10-11》
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012(全6曲)
(ヴィオラ演奏版、リルケの詩の朗読付き)
[語り]
ローラン・テルジェフ
[録音]
2010年、
《CD12》
1) ブロッホ:ヴィオラと管弦楽のための組曲、
2) ブロッホ:ヘブライ組曲、
3) クルークハルト:葦の歌 Op.28
[演奏]
リオール・シャンバダール(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団(1,2)、
ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ:3)、
ヴァディム・グラドコフ(ピアノ:3)、
[録音]
2002年(1.2):音源:スイス放送、 / 2005年(3)音源:G.コセ自主制作,
《CD13》
1) グラズノフ:エレジー ト短調Op.44、
2) チャイコフスキー:『6つの歌』Op.19より「夜想曲」、
3) チャイコフスキー:『なつかしい土地の思い出』Op.42より「メロディ」、
4) チャイコフスキー:『感傷的なワルツ』Op.51-6、
5) ラフマニノフ:『ヴォカリーズ』Op.34-14、
6) ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ ハ長調Op.147、
[演奏]
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
[録音]
2011年、音源:Mirare
【演奏】
ジェラール・コセ(ヴィオラ)
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私はこのCDボックスに収められた様々な音楽の主人公、ジェラール・コセという人をまったく知りませんでした。箱の表にはっきりとヴィオラ・レジェンドと書いてあるのですからヴィオリスと分かりそうなものですが気がつきませんでした。そういうことが何も分からなくても、このCDセットが面白そうなものであると感じて、注文をしました。この勘が見事に当たりました。コセの演奏するヴィオラの音が実に魅力的なもので、ふくよかで、艶やかで一本芯がとおっている。それでいてしなやかでもあり健康な人間の心の温かみのようなものをじんわりと感じさせてくれる。これが実に魅力に溢れる音色であった。音色だけに限らず実にいろいろな楽曲が収められている。1枚目がモーツァルトの協奏交響曲とベルリオーズの「イタリアのハロルド」。なかなか無いカップリングだと思うがこれが実に巧くその楽曲の特長を聴かせてくれ違和感は全くない。実に楽しい時間を過ごさせてくれた。13枚のCDが様々に異なる、しかし調和感に優れた音楽を聴かせてくれた。心の中にはある種のわだかまりのようなものが有ったのだがこのCD1枚がすっかり洗い流してくれた。それから13枚を3日ぐらいですべて聴き終えたが、1枚も質の落ちるものはなかった。録音もよく、この優れた演奏を充分に楽しむことができた。値段も安く、なかなかここまで優秀な音楽を聴かせてくれるCDセットは無いと思う。自信をもってお薦めしたい。