ナポリ派の作曲家アレッサンドロ・スカルラッティの大作・世界初録音。

イタリアの作曲家アレッサンドロ・スカルラッティは、オペラ、カンタータで知られ、18世紀オペラのナポリ楽派の開祖とも言われています。1660年パレルモ生まれ。1672年、12歳でローマへ赴き教育を受け、1679年に最初のオペラが上演されました。1684年にナポリの宮廷楽長を務め、ナポリでの18年間に、40余りのオペラ、7曲のセレナータ、9曲のオラトリオ、65曲のカンタータを作曲。1702年、息子のドメニコ・スカルラッティを連れてフィレンツェ、ローマを旅し、翌年よりローマのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂副指揮者となりました。1707年には楽長に任命。1725年ナポリにて没。 ここに収録された「聖週間-聖土曜日のためのレスポンソリウム」は、ボローニャ・アカデミア・フィラルモニカの図書館で発見され、合唱団「ラ・スタジオーネ・アルモニカ」の芸術監督セルジオ・バレストラッチによって校訂されたものです。ミサ形式を再現するために、レスポンソリウムの前後と途中に、モテットとオルガン・ソロを組み込むことにより、受難という深い宗教的精神がここに再現されています。ラ・スタジオーネ・アルモニカは、パドヴァのセントロ・ディ・ムジカ・アンティカのマドリガリストたちによって1991年に設立された合唱団。その芸術監督セルジオ・バレストラッチは、ルネッサンスとバロック音楽の音楽学者としてだけでなく、指揮者と教師として長い経験を持っています。バロックレパートリーの最も有名なスペシャリストの間で、イタリアのソロ歌手と器楽演奏家の協力を得ているだけでなく、サヴァール、レオンハルト、ダントーネなどと協力し合い素晴らしい演奏をしてきました。また、2009年以来リッカルド・ムーティとも協力を行い、ザルツブルク音楽祭などでも共演しています。
ソニー・ミュージック

発売・販売元 提供資料 （2018/02/16）