エリーゼ・カールワールツ/アルマ・マーラー: 歌曲全集

クラシック

アルマ・マーラー: 歌曲全集

エリーゼ・カールワールツ、マリアナ・シリニアン

★★★★★

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商品の情報

フォーマット	CD
構成数	1
国内/輸入	輸入
パッケージ仕様	-

発売日	2023年05月18日
規格品番	FUG796
レーベル	Fuga Libera
SKU	4589538800185

作品の情報

メイン

ソプラノ

：

エリーゼ・カールワールツ

ピアノ

：

マリアナ・シリニアン

その他

作曲

：

アルマ・マーラー

オリジナル発売日

：

2023年

商品の紹介

【アルマ・マーラーが残した歌曲全17作品を初収録!ピアノは当時のオリジナル楽器を使用】
グスタフ・マーラーとの結婚生活のほか、多くの音楽家、芸術家と交流を持ったアルマ・マーラー。彼女自身様々な才能に恵まれていたと言われており、作曲家としては歌曲が残されています。このアルバムには、最晩年のマーラーによって出版の準備がなされた5つの歌曲(トラック3-7)から、2018年に出版された「独りの歩み」まで、全17曲が初めて収録されています。ソプラノのエリーゼ・カールワールツは母国ベルギーを中心にヨーロッパ各地で活躍、モーツアルトからベルクまで幅広いレパートリーを持ち、これまで2枚のアルバムをリリースしています。ボーイ・ソプラノを思わせる澄んだ中高音域から、深い憂いを帯びた低音域まで多彩な表現力で、作品の魅力を伝えています。ピアノは来日経験もあるアルメニア出身のマリアンナ・シリニャン。アルマが生きた時代のスタインウェイから美しい音色を引き出しています。
※使用ピアノについて原盤ブックレットには1899年製とありますが、確認の結果1895年の可能性が高いとのことです。
ナクソス・ジャパン

発売・販売元提供資料（2023/04/03）

収録内容

構成数 | 1枚

合計収録時間 | 01:05:02

【曲目】
アルマ・マーラー(1879-1964):
1. 穏やかにひらくはじめての花
2. 私の夜をご存じか
3-7. 5つの歌曲
3. 静かな街
4. お父さんの庭で
5. 気だるい夏の夜
6. あなたのそばが心地良い
7. 花のあいだをさまよって
8. 独りの歩み
9-12. 4つの歌曲
9. 夜の光
10. 森のしあわせ
11. 激しい想い
12. 収穫の歌
13-17. 5つの歌曲
13. 賛歌
14. 悦楽
15. 知っているひと
16. ほめたたえる歌
17. 夜の賛歌

【演奏】
エリーゼ・カールワールツ(ソプラノ)
マリアンナ・シリニャン(ピアノ/1895年製 Steinway C)

【録音】
2022年1月3日アンリ・ル・ブフ・ホール、ブリュッセル
2022年6月22-23日ボザール、ブリュッセル
収録時間: 65分

1.

[CD]
- 1.
  
  Leise weht ein erstes Bluhn
- 2.
  
  Kennst du meine Nachte
- 3.
  
  Funf Lieder~I. Die Stille stadt
- 4.
  
  Funf Lieder~II. In meines Vaters Garten
- 5.
  
  Funf Lieder~III. Laue Sommernacht
- 6.
  
  Funf Lieder~IV. Bei dir ist es traut
- 7.
  
  Funf Lieder~V. Ich wandle unter Blumen
- 8.
  
  Einsamer Gang
- 9.
  
  Vier Lieder~I. Licht in der Nacht
- 10.
  
  Vier Lieder~II. Waldseligkeit
- 11.
  
  Vier Lieder~III. Ansturm
- 12.
  
  Vier Lieder~IV. Erntelied
- 13.
  
  Funf Lieder~I. Hymne
- 14.
  
  Funf Lieder~II. Ekstase
- 15.
  
  Funf Lieder~III. Der Erkennende
- 16.
  
  Funf Lieder~IV. Lobgesang
- 17.
  
  Funf Lieder~V. Hymne an die Nacht

レビュー

ツェムリンスキーに師事、作曲家を志しながらもマーラーから結婚の折に作曲を禁じられたアルマ(後年、悪化した関係を修復する意味もあって、マーラーはアルマに対し作曲の指導や出版の助力を行った)。現存するアルマの作品として知られる歌曲、当盤は「独りの歩み」を加え、先行盤に比して最も多い全17曲を収録。ピアノも同時代のスタインウェイを使用。当時の文化状況を巡る一断面においてアイコン的存在だったアルマの音楽世界を知る上で重要盤となる(国内仕様盤は広瀬大介氏による対訳付き)。カールワールツの平明でみずみずしい歌唱が非常に好ましく、アルマの作風を率直に受け取ることが可能となった。
intoxicate (C)森山慶方

タワーレコード（vol.164（2023年6月20日発行号）掲載）