才能のある若きポーランドのピアニスト、アダム・コシミェヤによる、独特のミニマル・ミュージックの作風で知られるオランダの作曲家シメオン・テン・ホルト生誕100年を記念しての新しいプロジェクト

2023年に生誕100周年を迎えたオランダの作曲家シメオン・テン・ホルトによる、伝説的なミニマル・ミュージックの傑作「カント・オスティナート」。アダム・コシミェヤがピアノ独奏によって独自の解釈を加えたアルバムです。ホルトは、トランス、瞑想、そして同時に非常に強い感情に満ちた音楽を書き、反復的な音楽構造に基づいた集大成を作り上げました。その反復性、運動性、ゆとりは、クラシックのピアノ音楽の域をはるかに超えています。その瞑想的で流れるようなリラックスしたサウンドから、ロマンティックなハーモニーと安定感を伴った感情の爆発、そして時折現れるスパイシーなアクセントと不規則なリズムのエネルギー(全曲の中核をなす部分はテクノを彷彿とさせる)、非常に長い時間の後に姿を現す美しい旋律を経ての繰り返しは、聴き手の記憶の奥深くに沈んでいたものを蘇らせます。オリジナルは4人のピアニストのために書かれた「カント・オスティナート」を、この録音では、ホルトの出版社ドネムス社との協力のもと、コシミェヤがソロ・ヴァージョンとして録音に挑んでいます。
デジタル&ストリーミングで配信でのDolby Atmos(空間オーディオ)版では、まるで4台のピアノ演奏しているような立体空間で再現されています。
ワーナーミュージック・ジャパン

発売・販売元 提供資料 （2023/08/25）