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Sam Amidon(サム・アミドン)|独自の音世界を築いているシンガー・ソングライター、セルフ・タイトルのニュー・アルバム

トラディショナルな音楽に新しい解釈を加えていくスタイルで、独自の音世界を築いているシンガー・ソングライター、サム・アミドン。彼が2017年の『THE FOLLOWING MOUNTAIN』、そして昨年発表したEP『FATAL FLOWER GARDEN』に続けてNONESUCHからリリースするのは、セルフ・タイトルのニュー・アルバムである。

前作から約3年ぶりの新作アルバムとなる『SAM AMIDON』。この作品で彼が披露するのは、自身の芸術的ヴィジョンの最新型。収録されている楽曲の多くは、彼が得意とするトラディッショナルな楽曲を新たな解釈とサウンドで斬新に再構築したもの。長年の友人やコラボレートしてきた仲間たちからなるバンドとともにレコーディングしたこの作品のプロデュースを手掛けるのはサム自身。2017年にリリースしたアルバム『THE FOLLOWING MOUNTAIN』で作り上げた音世界の要素を取り入れつつ、彼は子供の頃から親しんできた愛すべき楽曲に新たな風景を与えていったのだった。例えば、「Pretty Polly」は彼が最初に習ったトラディッショナル・ナンバーの一つである、「Time Has Made A Change」は、彼がまだ子供だった頃、シンガーである両親が(1977年にNONESUCHからリリースされたWord Of Mouth Chorus『RIVERS OF DELIGHT』に参加している)、家でよく歌っていた曲だという。

アルバムに参加している面々には、サム・アミドン作品ではおなじみのマルチ・インストゥルメンタリスト、シャザード・イズマイリーに、ドラマーのクリス・ヴァタラロ、そしてEP『FATAL FLOWER GARDEN』に参加していたベルギー出身のギタリスト、バート・クールスらの名前が並び、さらにサムの妻であるベス・オートンも3曲で歌声を聴かせてくれる。この他にも、アコースティック・ベーシストのルース・グラーに、NONESUCHのレーベル・メイトであるサム・ゲンデルがサックスで参加している。

「彼らのようなミュージシャンを引き合わせるのはすごくエキサイティングなことだった、僕自身、彼らとはそれぞれ音楽的に強いつながりを持ってるけど、同じレコーディングに全員が集まることはなかった。実際、クリスとバートが会うのは今回が初めてだった」アルバムに参加している顔ぶれについてサムはそう語り、さらに続ける。「これだけの音楽的関係があるのだから、アルバムで一緒に演奏するのは、何の違和感もなかった」

ほとんどの曲がスタジオ・ライヴでレコーディングされたという本作では、アレンジもサム自身が手掛けている。トラディッショナルなナンバー以外にも、タジ・マハールの「Light Rain Blues」やハーキンズ・フライの「Time Has Made A Change」、さらにはアメリカの初期フォーク聖歌集『SACRED HARP』の中に収録されていたチャールズ・ウェズレイの詩を1853年ウィリアム・ウォーカーが楽譜にした「Hallelujah」などの楽曲が収録されている。

「これまでのアルバムは、音楽的要素が互いに並んで置かれていたような感じだった。例えば、自分のフォークソング・アレンジの隣にニコ・マーリィのオーケストレーションがあったりとか、自分の音楽がミルフォード・グレイヴのパーカッションに遭遇したりとか」そうサムは語る。「このアルバムでは、すべての要素がより融合されていると思う。曲の構成に物語、インプロヴィゼーション、バンドの集合性、そしてトラディッショナル音楽における自分自身の人生などがね」


輸入盤CD


輸入盤LP


【収録曲】
01. Maggie
02. Pretty Polly
03. Light Rain Blues
04. Spanish Merchant’s Daughter
05. Reuben
06. Hallelujah
07. Cuckoo
08. Time Has Made A Change
09. Sundown

タグ : SSW シンガーソングライター

掲載: 2020年10月26日 15:56