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アーティスト詳細

原智恵子

プロフィール

1914年12月25日、神戸近郊の須磨生まれのピアニスト。2001年12月9日没。日本人として初めてショパン・コンクールに入賞し、戦前・戦後を通じて絶大な人気を誇った美貌のピアニスト。13歳の時パリへ留学。1930年、パリ音楽院に入学、ラザール・レヴィに師事する。1932年、同院を首席で卒業し、帰国後記念リサイタルを開いた。その後もヨーロッパを中心に演奏活動を続けたが、第2次大戦を逃れて帰国、日本人男性と結婚し二児を設けた。しかし戦後再び本格的演奏活動に復帰した彼女は、1953年、パリでチェロの巨匠ガスパール・カサドと運命的な出会いをし、1959年に結婚する。それから1966年にカサドが亡くなるまで、共演ピアニストとして充実した日々を送った。夫の死後も、20年間に渡りフィレンツェでカサド国際チェロ・コンクールを切り盛りしたが、1990年に帰国して静かな晩年を過ごした。その演奏がわずかにCDに残されているが、その瑞々しさは40余年の歳月を感じさせない。

2012/07/30 (2016/10/24更新) (CDジャーナル)

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