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【2012年4月掲載】さくら学院 卒業に涙

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「さくら学院」卒業に涙
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2月29日の「ALL ABOUT」で紹介していただいたタワーレコード社長の嶺脇育夫です。アイドルが100組いれば、音楽も100通りある。そこが面白い所です。このコラムでは、私が大好きなアイドルの音楽を、新譜を中心にお伝えしていきます。3月に出た新譜の中から選んだのは、「さくら学院」、「東京女子流」、「Berryz工房」の3組。私にとっては大定番のラインアップですね。





まず、『さくら学院2011年度~FRIENDS~』から。イニシャルがA・Mの武藤彩未ちゃん、三吉彩花ちゃん、松井愛荊ちゃんの3人が3月で卒業しました。3月25日の卒業式(卒業コンサート)にも行ってきましたが、楽しいのか悲しいのか、複雑な思いでした…。さくら学院は「学校」という世界観をしっかり守ったグループです。メンバーは中学卒業と同時にグループも卒業し、ファンは「父兄」と呼ばれ、コンサートでは基本、立っちゃいけない。父親参観に行っているような感覚です。今作は「卒業」がテーマのアルバムで、卒業生3人がそれぞれ個性を出して歌う「3.a.m」と、ラストに全員で歌う合唱曲「旅立ちの日に」が泣かせます。

 

東京女子流のセカンドアルバム『Limited addiction』アイドルのCDだと言わずに人に聴かせても、きっと良い反応が返ってくるはず。基本的にはブラックコンテンポラリミュージックで、楽曲としての寿命は長い。彼女たちが年を重ねても歌い続けられる曲がそろっています。昨年に出た前作の最終曲のエンディングと、今作の1曲目のイントロが、実はつながっているのも、面白い仕掛けですね。続けて聴くことで、彼女たちの成長を実感できます。

 

メンバーの5人が20歳を迎え、「ハロー!プロジエクト」で最年長グループになったBerryz工房。今年初のシングル『Be 元気 <成せば成るっ!>』は、イントロからしていかにもハロプロ風なフレーズです。そして、いきなりメジャーからマイナーに転調! この曲もつんく♂さんの作詞作曲ですが、何回も聴いているとクセになります。カップリング曲の「もう、子供じゃない私なのに…」のアレンジも最高です。

掲載: 2012年11月14日 12:00

更新: 2013年03月20日 12:00